コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は内定がもらえない現実を突きつけられ、就活に失敗し続ける女性の奮闘記『就活全滅日記』をピックアップ。
作者のコジママユコさんが5月24日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、いいね数9,400以上の「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、コジママユコさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについてを語ってもらった。
就活に失敗し続ける女性の奮闘記
主人公の名前は“コグマ”。新卒で就職活動を始めた女性だ。コグマは、大学時代に学んだデザインの知識を活かして、デザイナーとしての就職を目指していた。しかし、現実は厳しく、面接の度に不採用通知を受け取る日々が続いていた。
コグマは、面接でうまく話せなかったり、志望動機が曖昧だったりと、自分の至らなさに悩む。しかし、どれだけ落ち込んでも次の面接に向けて準備を怠らない。友人たちからの励ましやアドバイスを受けながら、少しずつ成長していく。
ある日、コグマは就職相談室で担当者に「選ばなければ就職先なんてどこでもあるんですよ」と言われる。その言葉にショックを受けながらも、自分の夢を諦めたくないと強く思う。
彼女の奮闘を描くこの作品は、就職活動の厳しさと、その中でも前向きに努力する姿をリアルに描いている。コグマは果たして、自分の夢を叶えることができるのだろうか――。
物語を読んだ人たちからは「就活のことを思い出すと、今でも辛いですね…」「あの頃の就活は辛かったですよね」「今も現在進行形で就職(転職)活動している自分には色々胸が痛い。」「就活はもう二度とやりたくない」など、反響の声が寄せられている。
注目ポイントは“リアルな就活の苦悩”
――『就活全滅日記』を創作したきっかけや理由があれば教えてください。
実体験を元にした作品です。
就活をしていた時、就活が上手くいかない人の記事やブログを読んでも、「とても辛い思いをしたが、最終的には内定が出て良かった」という内容ばかりでした。
本当に就活で一つも内定が出なかった人はどうなるんだろう?と疑問に感じたため、その疑問に答える内容の作品を私が描こうと思ったことがきっかけです。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
デザインの仕事がしたいと決意する夜空のシーンは、記憶の風景に近い絵が入れられたので、気に入っています。でも、読者の皆さんには、作者の思い入れなど気にせず、自分のことのように読んで頂けたら嬉しいです。
――今後の展望をお教えください。
現在、Kindle2巻、第43話まで出来ている本作ですが、7月より続編の連載を開始いたします。
コジママユコのX(旧Twitter)、noteに掲載しますので、是非フォローしてお待ちください!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
作品を読んで下さりありがとうございます。本作は「同じような経験をしていて、読んで救われました」というご感想を頂くことがあり、なんて有り難いことだろう‥と思っています。
当時誰にも理解されなかった本心を描くことで、読者と繋がれることに、こちらが救われる思いがします。完成まで時間がかかっていて申し訳ありませんが、最後まで描き切りたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします!