2021年の世界で元妻との関係修復に奮闘するタイ
一方、2021年のロサンゼルスで、タイはサムとともにギャヴィンに会いに行き、これから起こる出来事について話した。ギャヴィンは量子物理学の極秘プロジェクトに携わっていたことから、タイは“陥没穴が発生する前に力を貸してほしい”と粘る。
しかしギャヴィンはプロジェクトについて“記憶にない”の一点張りで、トイレに行くふりをして立ち去ってしまう。実は、ギャヴィンはマヤによって記憶を消されていたのだ…。タイはその後、ギャヴィンを捜す合間を縫って元妻のソフィーに会いに行く。
タイは以前自分の癌が理由で離婚を切り出しており、ソフィーは「もう会いたくない」とタイを許していない様子だった。タイはソフィーに謝り続けるが受け入れられず、タイは去り行くソフィーに「今夜君は過ちを犯す」と忠告する。
その後タイは無事ギャヴィンを見つけ、自身の後悔している出来事について語り出す。タイは以前、酒と薬物に浸っていたソフィーに対し、自らの癌を理由に離婚を切り出したのだった。
離婚成立後もソフィーは断酒しようとしており、その日も断酒会に出席する予定だった。未来を知るタイは、この後ソフィーが断酒会で失敗し、酒に酔って若い家族の乗った車に衝突してしまうことを知っている。しかし自分の説得に応じないソフィーには何を言っても無駄だと諦めてしまった…。タイは自らの後悔を示し、ギャヴィンに「君の家族を取り戻すためだぞ」と説得するのだった。
すると断酒会に同じアルコール依存者としてギャヴィンが現れ、“助けてくれる人を信じるのが大切だ”とソフィーに伝える。その結果タイはソフィーと会話することに成功し、2人は和解しそれぞれの道を歩むことになる。
この出来事がきっかけでギャヴィンもタイを信じ、基地に入る方法を一緒に見つけるため、作戦会議を行うことに。そして3人が車で移動を始める中、謎の女性が運転する1台の車が後を付けていくのだった――。
通信相手の狙いはギャヴィンが持っているマイクロチップ?
同話では、ギャヴィンがイヴを取り戻すためのヒントになるかもしれないマヤ・シュミットとの接触に成功。記憶を奪ったのはマヤ本人だということがわかり、怒りに震えるギャヴィンだったが、マヤによって再び記憶が蘇ったギャヴィンは“マイクロチップ”が手掛かりだということを思い出した。
ギャヴィンの記憶の中では彼自身がマイクロチップを盗んでいたため、おそらく通信相手はマイクロチップを手に入れるために、イヴを餌にしてギャヴィンを呼び出したのではないだろうか。しかしギャヴィンは現在マイクロチップがどこにあるのかわかっていないため、ギャヴィンがマイクロチップを持っていないとわかれば、ギャヴィンとイヴの命が危ないかもしれない。
また第3話ラストで、ギャヴィンたちを尾行している女性も気になるところだ。もしかしたら、ギャヴィンたちの行動を監視するために、現代に送り込まれたスパイの可能性もある。果たして基地にたどり着くまでに、どのような展開が待っているのだろうか。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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