コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、狼さんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「鬼売れアイドルが今日も私を推してくる」だ。7月2日時点で2.3万以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。今回は作者の狼さんに制作の背景を伺った。
鬼売れアイドルが推すのは売れないアイドル
主人公の江夏紗雪は、売れないアイドル兼俳優。一方で、紗雪のライバルであるはずの冬麻seraは、紗雪とは反対に日本中が注目する鬼売れアイドルだ。
そんな冬麻seraは、実は紗雪を推している。限られたオフの時間を利用して変装をし、紗雪のラジオを聴きに来たり、挨拶をしに来ては「3週間と2時間16分ぶりですね!」と声をかけたりするガチオタぶり。かわいすぎる冬麻seraに振り回される紗雪だった。
今作は、そんな2人が芸能界を舞台に繰り広げるストーリーだ。
実際に漫画を読んだ人達からは「最高か」「とても良い」「超面白かったです!」「ドラマ化してほしい」と、いった声があがっている。
今回は、作者・狼さんに『鬼売れアイドルが今日も私を推してくる』の制作について話を伺った。
作者・狼さんの創作背景とこだわり
――「鬼売れアイドルが今日も私を推してくる」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
タレントのアイドル鳥越さんがラジオパーソナリティを担ってる『GOGOMONZU』にて、某有名なアイドルグループのひとり(グループ名と名前忘れました、すみません…!)が、「アイドル鳥越さんのことが大好きです」と言ったことがきっかけです(これも曖昧でもしかしたらメッセージが来ていた可能性も…)
対比関係が好きなので「片方は売れないアイドルにしたら面白いのでは」と思い、設定を変更し現在の通りです。
――「鬼売れアイドルが今日も私を推してくる」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?
とりあえず紗雪は絶っっっ対に嫌な奴にしないことです。
主人公だからというのもありますが、seraの方が根性が腐っているので…(笑)
あとは紗雪の成長ぶり、seraとの関係の変化を楽しでいただけたら幸いです。
――今作は有名なアイドルが売れない俳優アイドルを推すという他にはない面白い設定も魅力のひとつだと思いますが、普段作品を描く際にストーリーやキャラ設定はどんなところから着想を得ることが多いでしょうか?
ありがとうございます!
タイトルにもある「売れない」という壁も然り、個々が抱えている問題をどう解決していくか、キャラの過去に何があって今どのように影響されているかというバックボーンから考えています。
――漫画を描く際に大切にしていることや意識していることはありますか?
とりあえずseraはなにがなんでも作品一かわいく描くように意識してます。かわいい子を描くのが苦手なので、一番時間掛かってるキャラです(笑)
――狼さんの今後の展望や目標をお教えください。
この作品きっかけで、百合に興味を持つ方を増やすことが目標です。
百合要素は少ない方だと思いますので、とっつきやすさ目指していきます!
――最後に狼さんの作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつも応援してくださる皆さま、読んでみようかなと思っている皆さま、『鬼売れアイドルが今日も私を推してくる』に興味を持っていただき本当にありがとうございます!
ふたりがどう動くかはまだ私にも分かりませんが、私も皆さまも満足できるような結果にしたいと思います。
これからもどうぞこのふたりをよろしくお願いします。