山田涼介が主演を務めるドラマ「ビリオン×スクール」(毎週金曜夜9:00-9:58、フジテレビ系※初回は夜9:00-10:13)の第1話が、7月5日に放送される。本作は、日本一の財閥系企業のトップであり“億万長者=ビリオネア”の主人公・加賀美零(山田)が、身分を隠して学校の教師となり、さまざまな問題に直面しながらも、生徒と共に成長していく学園コメディー。加賀美は、私立絵都学園(しりつえとがくえん)で「やる気ゼロ、才能ゼロ、将来性ゼロ」の生徒が集められた3年0組、通称“ゼロ組”の新しい担任として赴任する。第1話を放送前に、山田に取材を実施し、ドラマの見どころや、初の教師役への意気込みなどを語ってもらった。
「笑いあり、笑いあり、笑いあり、涙あり」のドラマ
――間もなく今夜からドラマがスタートしますが、今の率直なお気持ちは?
早く見ていただきたいなと思っています。僕も少し見させていただきましたけど、すごく満足な仕上がりになっていました。自分が出ている作品などで素直に笑ったりとか、面白いなって思うような、客観的に見れる作品があまりなかったので、それだけ気楽に見ていただけるドラマなんだなと思って、どの年代の方にも楽しんでいただける作品ができたと自信を持っています。
ドラマや映画のキャッチフレーズで、”笑いあり涙あり”って言いますけど、このドラマは「笑いあり、笑いあり、笑いあり、涙あり」です(笑)。 ふざけてるわけじゃないんですよ。みんなキャラが濃いですし、最後の方は加賀美が生徒に投げかける言葉で、グっと来るようなシーンもあって、バランスのいい、すごく緩急のあるドラマです。
――教室のシーンも、職員室のシーンもどちらもキャラの濃さを感じます。
生徒たちは、何かを抱えていたりとか、自分との葛藤をドラマの中で描いてたりするので、生徒とのシーンは真剣なパートで、職員室が笑いパートだと僕は自分の中で分けています。今後でどうなっていくかはわからないですが、 前半戦はそこのコントラストがすごくしっかりしてるので面白いと思います。
――CEO、億万長者完璧な容姿・頭脳など、最上級の言葉が並ぶ加賀美ですが、演じられてみて、加賀美をどんな人物だと解釈されていますか?
加賀美は横柄ですし、 自分の言うことを曲げない。だけど、根っこの部分で人としての熱いところがちゃんとあって、それを加賀美らしくというか、無理に相手に届けようという思いじゃなくて、「自分はこう思ってるから、 僕はこの言葉を言うけど、あなたがどう拾おうが自由だぞ」っていうスタンスで、生徒とちゃんと向き合って対話するシーンのお芝居は意外と難しいです。
加賀美のことを変なやつだなと思っていますが、いろいろな顔があって、話を重ねるごとに加賀美の面白い部分を、絵に残そうという気持ちが少しずつ出てきているので、これから加賀美がどうなっていくのか、僕自身もわかっていません。視聴者の皆さんと自分自身で、加賀美を育てていければいいなと。
生徒役のみんなは「僕から教えることはないくらい立派」
――今回は初の教師役ですが、生徒役の方々との接し方で意識していることはありますか?
特に意識していることはないです。クランクイン前はドキドキしてましたけど、会ったらやっぱりみんなかわいい生徒です。年齢はもちろん離れていますけど、すごくしっかりしてるんです。
お芝居もすごく上手ですし、僕から教えることはなくて。 何か気になることがあれば聞いて欲しいなとは思います。皆さん立派です、本当に。
――以前、「現場を引っ張っていきたい」とおっしゃっていましたが、撮影が始まってみて、いかがですか?
どうなんでしょうね。 引っ張っていけているのかどうなのかは、自分が自覚することでもないなっていう風に思っていて、周りのみんなが、「山田がいるから楽しいな」とか、「明るいな」とか、そう思ってもらえるような存在になれたらいいなと。皆さんが笑顔で楽しく、 暑さに負けないように撮影できたらいいなっていうのが、僕の気持ちとしてはあります。