「寄生獣」で知られる漫画家・岩明均の“怪作”とも呼ばれるコミック「七夕の国」を実写化し、地上波では難しいショッキングな描写も多く組み込まれているとSNSで話題のドラマ「七夕の国」が7月よりディズニープラスで配信中だ。ディズニープラスでは、同作を筆頭にヴィレッジ・サイコスリラー「ガンニバル」(2022年)など、いわゆる“ディズニー作品”と聞いてイメージするようなファンタジックでユーモアあふれる作風とはひと味異なる刺激的なオリジナル作品も登場しており、視聴者からも「まさかディズニーで実写化とは…!」など、衝撃の声が上がっている。一方で過激な作品だけでなく、実写とアニメを融合した世界観で見る者をワクワクさせた作品なども。今回は、ディズニープラスで配信中の注目のオリジナル国内ドラマを紹介する。
グロテスクで過激な描写を駆使し、強烈な印象を残すドラマ
先読み出来ないミステリアスな展開で、視聴者を引き込む超常ミステリードラマ「七夕の国」。
同作では細田佳央太演じる、物に触れずに小さな穴を開けるという“役に立たない超能力”を持つ大学生・南丸洋二(通称:ナン丸)が、ある日突然発生した謎の“球体”にエグられる不気味な事件の真相を追うため、都会から離れた“丸神の里”へ訪れることに。そこで自分のルーツを知り、出会った東丸幸子(藤野涼子)に影響を受け、その兄で同じ力を持つ高志(上杉柊平)によって自分の能力が覚醒していく。
配信されるやいなや本作に登場する超能力やCG映像に視聴者からは「再現度が高い!」「かなりエグい」などの声や、「まさか、ディズニープラスで映像化されるとは…」「まさかのドラマ化」と言った声も寄せられている。
超能力と聞くと“スプーン曲げ”など、ポップなイメージを持つ人も多いだろう。同作の面白さの一つは、そのように超能力がポップなイメージを持つことを利用して、一見大したことのないこのパワーをのぞき込みたくなる“好奇心”につけ込んでくる怖さだ。
本作では、物体が丸くエグられるシーンがたびたび登場する。例えば、講演中の議員の上半身がすべてエグられる場面や、チンピラたちの片足が地面に着いたままエグられてしまう場面などの容赦ない描写が、あまりにも一瞬の出来事として発生する。
ハイクオリティーなCGがふんだんに使われていることから、“グロさ”と映像美が同居。“実写映像化不可能”とまで言われていた作品のイメージを損なうことなくドラマ化に成功している。
そして過激な描写だけではなくミステリアスな展開も見事にドラマ化。視聴者の興味を引くストーリーが好評だ。
狂気をはらんだヴィレッジ・スリラーの実写化
「七夕の国」と同じく容赦ない描写に残虐さも加味して強烈なインパクトを残した作品といえば柳楽優弥主演のドラマ「ガンニバル」だろう。同作は2018年に連載がスタートした二宮正明の同名サスペンスコミックを実写ドラマ化したもの。
ある事件を起こしたことをきっかけに、閉鎖的な供花村の駐在として左遷された警察官・阿川大悟(柳楽)は、一人の老婦人の奇妙な死をきっかけに、少しずつ村のおかしさに気付き始めていく。
妙に距離感の近い村の住民たち、絶対的な権力を持つ“後藤家”の存在、そして“人を喰う”という異常な慣習…。劇中では目を伏せたくなるような描写も多く映し出されている。
柳楽の圧倒的な演技力もいかんなく発揮され、鬼気迫る表情、自分の信じた正義を貫くために激しい暴力もいとわない姿に「リアルに怖い」「怖すぎ」と衝撃を受けた視聴者も少なくない。こちらも「七夕の国」と同様、「まさかガンニバルがディズニープラスで配信されるとは…」「原作好きだから映像化うれしい!でもビックリ」といった声も多かった。最終回まで大きな反響を呼び続け、既にシーズン2の制作も決まっている。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/land-of-tanabata/
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