ベッドでゴロゴロが可愛いラミリス&ヴェルドラ
クロベエ(CV:柳田淳一)の工房へ顔を出したリムルは、そこに眠っている試作品の装備をすべて譲り受ける。ここにあるのは装備としては一級品だが、呪い付与などクセが強く、一般向けに販売するには危険な武具ばかり、しかし、迷宮内の宝箱の中身としてしのばせるにはうってつけなのだ。こうして迷宮に配置するアイテムをゲットしたリムルは、次にヴェルドラを連れて迷宮内へと入る。ヴェルドラは「迷宮の王」や「最強の守護者」という言葉の響きに惹かれたうえ、迷宮内ならば溜め込んできたオーラを自由に解放できるという利点もあり、リムルからの申し出を喜んで引き受ける。実際、迷宮内に用意された豪華で快適な自室に大はしゃぎするなど、大満足の様子なヴェルドラであった。
ここでは、無類のチョロさを発揮するヴェルドラのリアクションがなんとも可愛い。同じくチョロさには定評のあるラミリスでさえ「チョロいわね」と同意するほどだが、おそらくリムルからすれば「同じ穴の狢」 といったところだろう。ちなみにラミリスがヴェルドラのことを「師匠」と呼んで慕っているのは、かつて行われた「人魔会談」の際、すっかり漫画に心を奪われたラミリスが、同好の士であるヴェルドラをいつの間にか師として仰ぐようになったから。明確な主従関係はなくあくまで呼称だけの間柄だが、感化されやすいお調子者同士、大いに心が通じるところがあるのかもしれない。『転スラ』ではキャラ同士の意外な関係性も大きな見どころだけに、「人魔会談」以来久しぶりに会ったふたりのやり取りもじつに微笑ましい。SNSでも「ウキウキでベッドに飛び込んだり、グルグルしてるヴェルドラとラミリスかわいい」、「やっぱこのふたり相性いいよね」などのコメントが寄せられていた。
ラミリスのチート能力とリムルの頭脳でエンタメ迷宮が爆誕!
全100階層にまで拡張した迷宮を前に、仕様設計に入るリムルたち。ブロック単位で構造を変化できるという冒険者泣かせの鬼畜仕様に加え、セーブポイントの設置や迷宮内限定の蘇生アイテムなど、ラミリスの「迷宮創造(チイサナセカイ)」の能力が大活躍。さらに肝心の迷宮モンスターについても、ヴェルドラが我慢していたオーラを解放することで高濃度の魔素が迷宮内に充満し、魔物が自然発生するなど、隅々まで抜かりのない設計となった。大枠が決まったところで、次は細部のギミックを検討するリムルたちは、迷宮内に設置するトラップのアイデアを考案。迷宮会議は大いに盛り上がるのだった。
後半は、ラミリスの「迷宮創造(チイサナセカイ)」のチートっぷりがさらに加速。100階層にも及ぶ迷宮を作り出せるだけにとどまらず、思い通りに地形を操ったり、内部構造を自在に変化させたり、セーブポイントやトラップの設置、さらには迷宮内では死んでも蘇生可能など、便利すぎる能力を次々と披露。リムルの豊かな発想力も手伝って、エンターテインメントとしての迷宮探索が一気に現実のものとなっていく。まるで自分たちでゲームを作っていくかのような感覚で、観ているこちらも思わずワクワクしてしまう展開だ。またその一方で、ベレッタ(CV:川澄綾子)のマスター権がリムルからラミリスに譲渡されるシーンも印象的だ。ふだんこそ調子に乗るラミリスを諌めることの多いベレッタだが、じつは心の奥底からラミリスのことを敬愛している様子が伝わってきて、なんだかほっこりした視聴者も多かったことだろう。SNSでも「ラミリスちゃん甘やかし隊結成!?」「無職もぼっちも卒業するラミリスw」などの声があがっていた。さて、ラストカットではミリム・ナーヴァ(CV:日高里菜)までが登場し、さらにカオスとなりそうな次回は第63話(第3期15話目)「謁見式」。期待して待とう!
■文/岡本大介
▼ABEMAで「転生したらスライムだった件 第3期」を見る
https://abema.tv/video/title/420-11
▼Disney+で「転生したらスライムだった件 第3期」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/that-time-i-got-reincarnated-as-a-slime
▼FODで「転生したらスライムだった件 第3期」を見る
https://fod.fujitv.co.jp/title/11np/
▼Huluで「転生したらスライムだった件 第3期」を見る
https://www.hulu.jp/ten-sura
▼Leminoで「転生したらスライムだった件 第3期」を見る
「転生したらスライムだった件 第3期」視聴ページ
▼TVerで「転生したらスライムだった件 第3期」を見る
https://tver.jp/series/sr2yjt82l0