「コードギアス 奪還のロゼ」の第4話「蛍火 -Alliance-」が7月12日に配信された。第4話では、ロゼを演じる(CV:天崎滉平)の“演技の幅”に視聴者の注目が集まった。(以下、ネタバレを含みます)
ロゼ&アッシュが「七煌星団」の依頼を受ける
同作は、5月10日より全4幕形式で劇場上映中の「コードギアス」シリーズ最新作を全12話のシリーズ作品としてディズニープラスのスターで世界独占配信するもので、シリーズ前作の「コードギアス 復活のルルーシュ」のその後の世界を舞台に、新たな主人公・ロゼとアッシュ(CV:古川慎)の2人の兄弟による「奪還」の物語を描く。これまでのシリーズ同様、作り込まれた世界観と予想を裏切るストーリー展開、スタイリッシュなロボットアクションが満載で、劇場で鑑賞したシリーズファンからも絶賛を集めている。
第4話では、皇サクヤ(CV:上田麗奈)がネオ・ブリタニアの第101代皇帝に即位したことで、レジスタンス組織「黒の騎士団」は目指していた第三次解放作戦が困難になったことを憂う。一方、サクヤの影武者であるサクラ(CV:上田二役)は、「サクヤだったら、『自分が皇帝になれば微力でも日本人のための政策が行えるかもしれない』と思って即位するだろう」という思いから即位を承諾したものの、自身の決断に不安に感じていた。
そんなサクラの思いと、サクラがサクヤに成り済ましていることを知らない反ネオ・ブリタニア組織七煌星団の内部では、「サクヤがネオ・ブリタニア側についたのでは」と疑う者が出始める。不協和音が生まれる中、ロゼは団員たちにサクヤがアバシリ強制収容所から政庁に移送されていたことを明かし、敵はネオ・ブリタニアの実権を握るノーランド(CV:安元洋貴)であることを再確認させる。その後、七煌星団の元に支援物資を積んだ輸送船が到着。そこには新型ナイトメアフレームと、ネオ・ブリタニアの保有するダモクレスとフレイヤ対策のために科学者・ニーナ(CV:千葉紗子)も乗船していた。
そんな中、反ネオ・ブリタニア組織の「北狼軍」と「東の暁旅団」がネオ・ブリタニアの襲撃を受けて甚大な被害を受ける。戦力が低下した両組織は、黒戸(CV:黒田崇矢)の呼び掛けで七煌星団と同盟を組むことに。だが、それはノーランドの狙い通りの展開で、ネオ・ブリタニアはサッポロゲットーのテロリスト殲滅を宣言。天空要塞ダモクレスがサッポロゲットーに向かって発進する。意表を突かれたロゼたちだったが、気を取り直してダモクレス攻略を決意する。
天崎の演技の幅の広さが浮き彫りに
次第に物語の背景と謎の真相が明かされていく中、正体はサクヤであるロゼがシチュエーションごとに違った顔を見せる機会が増えており、それを見事に演じ分ける天崎の演技の幅の広さが浮き彫りに。ロゼの正体を知らない者たちの前で“ロゼ”として話す場面に対し、正体を知っている者たちの前で“サクヤ”として話す場面では、上田演じるサクヤのニュアンスを醸し出した演技を披露。
サクヤとサクラという別人を演じ分ける上田の演技力も素晴らしいが、同じ人物でありながら“違い”を表現する天崎の繊細な演技も圧巻で、SNS上には「天崎さんも上田さんも、お上手でどんどん引き込まれる」「天崎氏が上田氏の演技に寄せる瞬間も一体感があって良い」「ロゼ役の天崎さん、あんな複雑な演技をよくぞしてくださいました」「天崎くんの演技いいよなあ」といった投稿が多く寄せられた。
また、「ロゼ役の天崎さんから上田麗奈さんにチェンジする所もギャップ」「上田さんからの天崎君…」と、天崎と上田の“コンビネーション”を称える声も上がった。
◆文=原田健
※天崎滉平の「崎」はタツサキが正式表記
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/code-geass-roze-of-the-recapture/
▼ディズニープラス特集ページはこちら
バンダイビジュアル