齊藤なぎさが、7月15日に都内で開催された映画「恋を知らない僕たちは」“恋僕胸キュン祭り”完成披露試写会に登場。主演の大西流星(なにわ男子)、共演の窪塚愛流、莉子、猪狩蒼弥(HiHi Jets)、志田彩良、酒井麻衣監督と舞台あいさつを行い、九州ロケの思い出を語った。
高校生たちのリアルな恋物語
同作は、「虹色デイズ」などで知られる水野美波氏による同名漫画が原作。6人の高校生たちが思い悩み、時にぶつかりながらもそれぞれの“本気の恋”に向き合う姿をリアルに描く等身大のラブストーリー。映画初主演となる大西は、恋よりも友情を優先して「好き」を伝えられない主人公・相原英二役、窪塚が英二の親友で彼女思いのナチュラルなモテ男子・別所直彦役を務め、齊藤は直彦に思いを寄せ、恋に恋する“恋愛迷子系女子”藤村小春を演じる。
小春という役について、齊藤は「小春ちゃんは好きになった人には尽くして尽くして、好きになってもらいたいと全力投球できる恋に恋する女の子」と評し、「自分自身も似ている部分や共感できる部分が多かったですし、現実世界にいる女の子もきっと1回はこういう感情になったことがあるんじゃないかなっていう部分がすごくある。小春ちゃんに共感していただける方がたくさんいるんじゃないかなって思いながら、かわいらしさも出せるように演じていました」と撮影を振り返った。
撮影中に言えなかったことを“告白”
作品にちなんだエピソードトークの場面で、それぞれがステージ上で「撮影中に言えなかったことを“告白”」することに。主演の大西が文化祭のお化け屋敷でのシーンでビビったエピソードを語った他、窪塚は今作の撮影期間中にやせてしまったというエピソードを、莉子は率直にもっと6人でしゃべりたかったと、猪狩は女性陣の呼び方を結局どうするべきかという話を、そして志田は撮影期間中の猪狩との待ち時間に人見知りを発動していたことをそれぞれ告白した。
そんな中、齊藤は「8割くらい(映画とは)関係ないかもしれないんですけど」とした上で「撮影がない日とか、撮影の終わりにずっと一人でいて、一人行動をずっとしていたんですよ。一人でひたすら博多を歩きまくる。寂しかったんですけど、もつ鍋、サウナ、ジムに行くというのを毎日暇な時にどれかを一人でやっていました。もつ鍋は一人で2週間くらい連続で食べに行ったんです」と回顧。
それに対し窪塚が「もつ鍋は知ってた」と話し、莉子も「(齊藤が)待ち時間にもつ鍋を頼んで教室でもつ鍋食べてて(笑)。教室に入るともつ鍋の匂いがするという」と暴露すると、会場から笑い声が。齊藤は「本当にもつ鍋にハマっちゃって、一人でもつ鍋を食べに行っていて。映画のスクリーンでも分かるんですけど、肌がツルツルなんですよ。もつって肌がきれいになるんだな、ってあらためてこの作品で感じました」ともつ鍋の“美肌効果”を満足そうに明かし、「一人行動ができるようになりました」と、オール九州ロケを経て成長したと胸を張ると、すかさず猪狩に「何の話?」とツッコまれていた。
映画「恋を知らない僕たちは」は8月23日(金)公開。
◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT LLC)