メジャーリーグベースボール(MLB)に関する気になる話題を、有識者たちが“個人的見解”で語りあう「MLBワイドショー」#3が、ABEMA野球公式YouTubeにて公開され、「大谷翔平を語ろう」をテーマに、元プロ野球選手の里崎智也、元MLB選手の西岡剛、ABEMAのMLB中継で実況を務めているDJケチャップ、MLBジャーナリストのAKI猪瀬が、大谷選手の知られざるエピソードを語りつくした。
「大谷翔平を語ろう」
里崎は「ずっと大谷選手のことを語ってるやろ？ ぞうきんで言ったらカラカラな状態やで」と冗談を交えつつも、「ドジャースに移籍した時に、『契約金を後払いできるんや。へぇ～！』って思った」と印象に残っている話題をピックアップする。これにAKI猪瀬は、「後払いを選択している選手はけっこういるけど、大谷選手は利子をつけていなくてビックリ。利子をつけたら、移籍金の7億ドルが受け取る時には10億ドルぐらいになっているのに。つけなくていいの？」と反応する。西岡も「ふつうは2～3％の利子をつけるんです」とうなずく。
里崎は「引退後、“どこに税金払うんや問題”がある」と疑問を浮かべると、西岡は「この契約に関しては、日本に税金を納めることはなさそう。アメリカでかせいだものは向こうで納める」と応じ、「彼はグリーンカードを取得するだろうし、家も置いておくだろう。ハワイとかに住むかもわからへんし……」と“個人的見解”を示した。
続いて、西岡は「大谷選手がMLBでも二刀流をすることを決めた時、意見がめっちゃ分かれましたよね。僕もプロ野球選手として、先発ローテーションに入りながら、二刀流することは無理だと感じていた。それでもやってのけてしまった」と改めて功績を称えると、AKI猪瀬も「MLB初年度の春季キャンプを取材した時は、彼は投打ともに不調だった。オープン戦では、『なんだよアイツ！ ぜんぜんスゴくないじゃん！』と観客からヤジが飛んでいたほど。くやしくて、『彼はマイナー契約なんだよ。長い目で見てやってよ！』と言っちゃったのが、昨日のことのよう。まさかこんなふうに活躍するなんて」と目を細める。里崎は「投打ともに一流じゃないと二刀流ではない。『投げるのはいいけど、打率1割台。それなら一刀流にしろ』となるから、みんなができることではない」と語ると、DJケチャップは「彼が二刀流のハードルをあげちゃいましたね……」と脱帽した。
「大谷翔平選手と会話したことあります？」
また、DJケチャップが「そもそも大谷選手と会話したことあります？」と質問すると、里崎は「話したことない」、西岡は「僕はあいさつだけ」、AKI猪瀬は「ちょっとだけあります」とそれぞれ回答する。里崎が「する機会がないじゃん」となげくと、DJケチャップは「でも、対戦してますよね？」と言い、里崎と西岡は、北海道日本ハムファイターズ時代の大谷選手と1試合だけ対戦経験があり、西岡は「交流戦で164キロを投げられて三振。3打数0安打」とふり返る。里崎は「俺は出塁してるから」「追いこまれていたら、インコースにスライダーのぬけ球が来た。そのまま避けたらひじに当たった」とデッドボールで出塁したことをふり返る。DJケチャップは「じゃあ、大谷選手にあやまられたことあるんや！」と興奮気味にリアクションすると、里崎は「そうかもしれんな」とドヤ顔で応じていた。
さらにAKI猪瀬は、大谷選手をめぐる取材について、日米クルーの違いを明かす。AKI猪瀬は「ロサンゼルス・エンゼルス時代の大谷選手は、投げた試合でしか取材に応じなかった。今年は打者に専念するから、メディアのあいだでは『取材ができなくなるのでは？』という話題になっていた。ドジャースでのキャンプ初日に囲み取材を行った後、日本メディアは『次はいつしゃべってくれるんだろうね？』という感じだったけど、地元メディアは『今日、しゃべったんだから、明日、しゃべれない理由はないだろ？』と毎日、球団にプレッシャーをかけていた。それに球団が折れて、頻繁に囲み取材をするようになった」と証言する。西岡も「MLBの記者は、ロッカールームに入って取材できる。だからこそ、『会話ができないのはなんで？ 取材対応も仕事だろ？』となる」と語った。
いまだ知られていない大谷翔平を語る！
【MLBワイドショー #3】
MLB2024年シーズンABEMA生中継
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