コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、ミヤギトオルさんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「妖怪あめふらしの話」だ。8月1日時点で以上1.7万のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。今作は単行本『鬼姫神社通り商店街』が作られるきっかけとなった作品だ。今回は作者のミヤギトオルさんに制作の背景を伺った。
妖怪・あめふらしをおもてなしすることに!?
ある青年は、仕事の帰り道にあめふらしに出会った。
妖怪・あめふらしとは街から街を渡り歩き雨を降らせる妖怪だ。あめふらしは雨宿りの場所を探しているため、青年は自宅に一晩泊めることにした。
ネットには『あめふらしが ついてきたら ちゃんともてなすこと』と書いてある。青年は自分が思いつく限りのおもてなしをしたが、朝起きるとあめふらしの姿はなかった。
今作は、そんな青年と妖怪・あめふらしのストーリーである。
実際に漫画を読んだ人達からは「癒しでしかない」「ほんわかする話」「優しい世界」「惹き込まれてしまう」と、いった声があがっている。
今回は、作者・ミヤギトオルさんに『妖怪あめふらしの話』の制作について話を伺った。
作者・ミヤギトオルさんの創作背景とこだわり
――「妖怪あめふらしの話」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
漫画の内容やキャラクターは、日々生活している中でふとした時に思いついたものが多いです。
「妖怪あめふらしの話」は妻と散歩中に雨に降られてしまい、駆け込んだスーパーで歌舞伎揚を買って食べた経験がもとになっています。
大した出来事ではないのですが、なんとなく印象に残って、漫画制作のヒントになりました。
――「妖怪あめふらしの話」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?
妖怪あめふらしの表情やしぐさにこだわっています。
――今作がきっかけとなった単行本『鬼姫神社通り商店街』の中で特にお気に入りのストーリーがあればお教えください。
蛇革財布の付喪神が持ち主のおばあさんに取り憑く話がおすすめです。
単行本には第5話として収録されています。1話完結の連作短編集なので、どの話からでも読めるようになっています。
webでも公開していますので、ぜひ読んでみてください!
――普段キャラクター設定やストーリー設定はどこから着想を得ることが多いのでしょうか?
先ほども言った通り日常での生活の中でふとした時に思いつきます。
あとは、面白い雑貨や海外のお菓子のパッケージなんかを見た時にも思いつくことが多いので、気になるものがあると買っています。
――ミヤギ トオルさんの今後の展望や目標をお教えください。
なるべくコンスタントに作品を発表していきたいと思っています。
何度も読み返せる味わいをもった物語を作っていきたいです。
大きな野望としては漫画を中心の活動としつつ、舞台や、映画にも関われるようになりたいと思っています。
――最後にミヤギ トオルさんの作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつも漫画を読んでいただきありがとうございます。
SNSでのいいねやコメントがとても励みになっています!