だがその一方で、足が不自由になった自分は涼子の人生の重荷になっていると思い込み、人知れず自分を責めていた。涼子を思い、「身分からも、お母さまからも解放されたのにこれじゃあ…あんまりです」と苦しい涙を流す玉の切ない心のうちを、今作が「カムカムエヴリバディ」(2021-2022年)以来2回目の“朝ドラ”出演となる羽瀬川が繊細に表現している。
玉の苦しい本音が明かされた第83回の放送後は、視聴者からも玉に寄り添う声が続々と上がった。「お嬢様を思うがゆえの玉ちゃんの苦しみにもらい泣きした」の声のほか、「玉ちゃん!自分を責めないで…」「玉ちゃんの気持ちはわかる。でも涼子様にも玉ちゃんが必要だよ!」「涼子様は玉ちゃんがいるから頑張れてると思う」といった玉に寄り添う声、「涼子様と玉ちゃんに幸せになってほしい…」の声も…。放送後には、Xでも「玉ちゃん」がトレンド入りする反響があった。
7月25日(木)の第84回では、寅子が再び涼子たちの店を訪れ、涼子と玉が正面から話し合えるよう取り持つ展開が描かれる。視聴者からは「涼子様と玉ちゃんが気持ちを伝え合うことが必要だと思う」の声も上がった第83回。2人は互いの本当の気持ちを伝え合うことができるのだろうか。