儚げな表情の奥には譲れない女優魂が潜む!注目の若手女優・兵藤美帆SPインタビュー
「実はこの間断髪式をしたんです! サードステージの課題演技は『泣き』のお芝居なんですけど、髪の毛を実際に切りながらの演技……って考え出したら、いろんなシチュエーションのものが出来そうだなと。それでこれは良いなと思って、みんなの前でジョキンジョキンって髪の毛を切りました。ちょうど髪の毛を切りたいタイミングだったんです(笑)」
花が咲いたような笑顔を見せながら、衝撃的な告白をしてくれた女優の兵藤美帆。彼女は7月から8月にかけて開催された「1st Stage」でDP(ドリームポイント)獲得数3位を記録するも、「2nd Stage」では順位の激しい入れ替わりに苦しむことに。しかし時間の限界まで配信を行ったことで、怒涛の追い上げに成功。最終順位を4位とし、見事「2nd Stage」本放送へ出場を果たした。
「セカンドステージは私もファンの皆さんも、正直諦めかけていた部分があったと思うんです。でも残り1時間半になっても、ファンの皆さんが本当に頑張って追い風を作ってくれて……最後の最後まで一致団結していたからこそ、上り詰めることができた。4位になれたってわかった時には、感極まって私は号泣しちゃったし、ファンの皆さんももらい泣きしちゃうし、最終的にはみんなで泣いていた感じになりました(笑)」
その時の様子を大切な宝物のように話す兵藤は、「私が朝ドラ女優になったら、ファンの皆さんには『俺は、私は、昔から兵藤美帆を応援していたんだよ』って胸を張って言ってほしいです」とも語ってくれた。さらに兵藤は演技の面でも、ファンから常に刺激をもらっているとも教えてくれた。
「これまで一人芝居をするという機会がそんなになくて、『生テレ』を始めてからは一人芝居の楽しさにハマっていますね。一人芝居は自分で考えた世界を自分がそのまま表現するから、普通のお芝居とはまた違う新しい何かが生まれますし、お芝居の域も広がっていくように思います。それからシチュエーションや設定などのリクエストを皆さんからいただいているのですが、いろんな発見を毎回与えてもらっていますね。特に『生テレ』は皆さんからの意見をすぐに聞くことが出来るので、演技を終えた後は『どうだったかな?』って問いかけるんです。そうすると良い部分も悪い部分も、嘘偽りなくちゃんと伝えてくれるので、それはすごく勉強させていただいているなって感じます」
固く結ばれたファンとの絆を大切にする兵藤の目標は、『朝ドラ女優になること』。他の女優たちとも一緒に演技をすることで、自分の演技力に磨きが掛けられていると思うことはあるのだろうか。
「他の女優さんたちと演技をするのは、純粋に楽しいです! 一緒に演じたことのない相手とお芝居をすることは、未知の世界が広がっているから本当に楽しいですね。でもだからと言って、意識しすぎないようには気を付けています。女優のお仕事をしていくにあたって、いろんな人のお芝居を見て、たくさんのことを吸収して、新しいものを作っていくのは必要だと思うんですけど、今のこのオーディションでは、自分のやり方でとにかくやっていきたいんです。『よしもとドラマ部』では、まだ作られたことのない作品に自分が関わることによって、新しい風を吹かせることができるかもしれない。自分のお芝居で、新しい何かを生み出していきたいと思いますね」
竹内巴里