一触即発の追跡劇…犯罪捜査ドラマ「FBI:Most Wanted ~指名手配特捜班~」の内容と見どころに迫る
「FBI:特別捜査班」のスピンオフ第1弾として、アメリカで2020年より放送がスタートした犯罪捜査ドラマ「FBI:Most Wanted ~指名手配特捜班~」。指名手配特捜班が、FBIの重要指名手配リストに名を連ねる凶悪な逃亡犯を追う姿が描かれる。今回は、動画配信サービス「Hulu」にて現在シーズン1~3まで配信中である本作のあらすじや見どころを深掘りしていく。
実在する最重要指名手配を題材に、チーム一丸となって犯人確保に奔走
本作の製作総指揮を務めるのは、「LAW & ORDER」や「シカゴ」シリーズなどを生み出してきたディック・ウルフ。彼が手掛けてきた他の作品と同様に、本作もクロスオーバーエピソードでシリーズを盛り上げている。例えば本作のシーズン1第9話は、「FBI:特別捜査班」のシーズン2第18話とのクロスオーバーエピソードとなっており、FBI特別捜査官のオマル・アドム・“OA”・ジダン(ジーコ・ザキ)が登場し、組織力を駆使して凶悪犯を追い詰めていく。
実在する最重要指名手配(Most Wanted)を題材として描かれている本作は、一般的な犯罪捜査ドラマと大きく違って、最初から犯人が判明している。しかし犯人がわかっていても、チームが追うのは殺人などの罪を犯した凶悪な犯罪者だ。さらなる被害者を出さないためにも早急に確保しなければならない。時間との戦いでもある一触即発の追跡劇は、一話完結型でスピーディーに展開していく。
本家の「FBI:特別捜査班」も同じ“FBI”という組織を描いた作品だが、捜査の手法も異なっている。バディとの行動がメインの特別捜査班に対し、指名手配特捜班はチームでの行動が基本。リーダーのジェス・ラクロイ(ジュリアン・マクマホン)を中心に、元陸軍将校のケニー・クロスビー(ケラン・ラッツ)、元ニューヨーク市警刑事のシェリル・バーンズ(ロキシー・スターンバーグ)、情報分析官のハナ・ギブソン(ケイシャ・キャッスル・ヒューズ)、ラクロイの義理の兄で狙撃手のクリントン・スカイ(ナサニエル・アルカン)という個性溢れる5人のメンバーが一丸となって捜査にあたる。
指名手配特捜班のメンバーとして実力派俳優たちが集結
本作では、迫真の演技を見せるキャスト陣にも注目したい。チームのリーダーで、犯罪者の心理分析に長けたプロファイラーでもあるラクロイを演じるのは、「パワー・ゲーム」や「パニック・マーケット3D」に出演するジュリアン・マクマホンだ。チームでは頼もしいリーダーだが、軍人の妻をアフガニスタンで亡くし、一人娘を育てるシングルファーザーとしての一面を持つ。ラクロイを見事に演じたマクマホンの存在感が本作をリードしていると言ってもいいだろう。
元陸軍情報将校のケニー・クロスビーを演じるのは、映画「トワイライト」シリーズのエメット・カレン役で知られるケラン・ラッツだ。「ザ・ヘラクレス」「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」といったアクション映画でも活躍する肉体派俳優として、凶悪犯に肉薄するケニーを熱く演じる。
そして、元ニューヨーク市警刑事で弁護士の夫を持つシェリル・バーンズを演じるのは「エメラルドシティ」のロキシー・スターンバーグ。さらに、映画「クジラの島の少女」でヒロインを演じ、当時最年少でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたケイシャ・キャッスル・ヒューズがチームの情報分析官ハナ・ギブソンを、「アメリカン・アウトロー」のナサニエル・アルカンがラクロイの義理の兄のクリントン・スカイを演じる。
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発売日: 2022/12/07
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発売日: 2023/11/08