“スポーツの熱狂を先取りする”ことを目指す新感覚のスポーツ番組「ABEMAスポーツタイム」(毎週日曜夜10:00~10:30 ABEMA SPORTSチャンネル)#46が7月28日に放送され、MLBコーナーでは、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の「気になるデータ」を紹介した。
本番組は、現在、ABEMAでレギュラーシーズン公式戦324試合を生中継しているメジャーリーグベースボール(以下、MLB)や、サッカー日本代表選手がプレーする欧州サッカーなど注目スポーツの最新情報を毎週日曜に生放送で公開している。
本放送回では、野球のメインコメンテーターとして、元メジャーリーグ選手の川崎宗則、サッカーのメインコメンテーターとして、元サッカー日本代表の槙野智章が出演した。
7月28日の放送では
7月28日の放送のMLBコーナーでは、大谷選手の「気になるデータ」として、7月に入ってからの三振率が増加していることを紹介した。大谷選手の月別の打席数と三振数のデータから三振率を割り出すと、3月から6月までは三振率が20%前後に対し、7月は32%という結果になっていることが判明した。
また、大谷選手との2024年シーズンの対戦をすべて三振に仕留める、“大谷キラー”ことサンフランシスコ・ジャイアンツのエリック・ミラー投手は、「彼の弱点を攻めている。高めの速い球と外角のスライダー、それにチェンジアップをおり交ぜている」と説明していたことを伝えると、川崎は「ミラー投手だけではなく、投手全員が大谷選手の攻略方法をわかっている」と断言する。
これに対し、槙野は「わかっているんだ!?」と驚きの声をあげると、川崎は「先発投手たちは開幕から徐々に調子をあげていき、7月ぐらいからコントロールをしっかり効かせられる投手が多い。つまり、分析はできていたけど、大谷選手の弱点を攻められていなかった。7月に入って大谷選手の調子が悪くなったのではなく、投手陣が彼の弱点に投げ切れるようになったということ」と解説した。
続けて川崎は「ここ最近の大谷選手は、弱点に対応でき始めていて、かなり調子が良い。今年の大谷選手は修正力が非常に高いし、チームメイトとコミュニケーションを取っていてる姿が目立つ。リーグが変わり、これまで対戦したことがない選手について、仲間から教えてもらっているんだと思う」と太鼓判を押した。
また、槙野は「三振には、“見逃し”と“空振り”がある。どちらがポジティブ?」と疑問を浮かべると、川崎は「MLBの評価においては、どちらもほぼ一緒だけど、どちらかと言えば振ったほうが印象は良い。先ほどの話のとおり、春先の投手は変化球のミスショットが多い。大谷選手はきちんと振って、それを仕留めていた」と返した。
※川崎宗則の“崎”は立つ「崎」が正式表記
毎週日曜夜10:00~10:30 ABEMA SPORTSチャンネルにて生放送
【7月28日 #46】
「ABEMAスポーツタイム」