小田井涼平がMCを務める「小田井涼平のあい旅」(毎週木曜夜8:00-9:00、BSJapanext<263ch>)。7月25日の放送回では、いにしえの都・京都へ。猛暑の盛りにうってつけの絶品麺を堪能し、神社仏閣では涼を楽しむとともに心を清めた。
奥貴船の自然に癒される小田井
「水の音がいいですね。そしてこちら、 川床出てますね。これぞまさに夏の風物詩という感じでございます」と京都の鴨川沿いを歩いて登場した小田井。京都の風情ある風景がそうさせるのか、いつもよりリラックスして穏やかなようすだ。
小田井がまず向かったのは、京の奥座敷とよばれる貴船。京都の中心・四条大橋から車でおよそ30分の場所に位置し、夏でもひんやりと過ごしやすいため避暑地としても人気の高いエリアだ。
そこにたたずむのは、京都の水源を守る神が奉られた「貴船神社」。鳥居をくぐった小田井は両側に並ぶ灯篭を横目に、「神のいるところに近づいていく感じ」と感慨深いようすで表参道の石段をのぼって境内へ。
境内にある休憩スポット「龍船閣」からは、青い紅葉で包まれながらも間から優しい光が差し込む幻想的な景色が見える。そんな絶景を前にした小田井は、「うわあ、いいねこれ。なんかこういうとこ来ると心洗われるね」と感嘆のため息を漏らした。涼やかな川風に吹かれながら一息ついた小田井は、お参りをするために本宮へ向かう。
しっかりとお参りを済ませた小田井は、近くに人だかりができていることに気づく。集まった人々の目的は、貴船神社で大人気の「水占いみくじ」だ。 「水占い」は石垣からわき出る御神水に占いの用紙を浮かべると、おみくじの内容が浮かび上がってくるという占い。なんとも水の神様を祀る神社らしい。
小田井もいざ挑戦。占いの用紙を御神水にそっと浮かべて固唾を飲んで見守っていると、浮かび上がってきたのは大吉だった。おまけに小田井がツキを呼んだのか、”方向:何れにても吉”、”旅行:行きて吉”という旅前に幸先のよい結果も。それを受けて小田井は、「もう方向と旅行はどっちもいいんで、旅番組最高ってことになりますね」と、安心しながらもどこか身が引き締まったような真剣な表情を見せるのだった。
貴船神社をあとにした小田井は、貴船川に沿ってさらに上流へ。深緑に包まれた細道沿いにひっそりと佇むのは、料理旅館「兵衛」。 貴船神社の神主を務めていた創業者が、参拝者に地元の川魚を使った料理を振る舞ったことから始まった旅館だ。夏は川床料理を川のせせらぎとともに、ゆっくりと堪能することができる。
貴船川の滝がすぐそこに見える川床席にやってきた小田井は、「水面と同じところで降りてみると迫力ありますね」とワクワクしたようす。川床に腰をかけて、そっと足を川に入れた小田井は、「冷たい冷たい!めっちゃ冷たいですこれ」と驚きを隠せない。1年を通じて水温は大きく変わらないからこそ、夏でも清涼を楽しむことができる。小田井も「この温度は夏(にぴったりで)、気持ちいいね!」と川床の涼感に癒されたのだった。
川床でいただく「氷室そうめん」の涼味に感動
美しい滝の景色を眺められる兵衛の川床で、贅沢な会席料理「おくきふね会席」をいただくことにした小田井。新緑が瑞々しい初夏から秋の兆しを感じる納涼までの期間に提供されるコースで、奥貴船でしか味わえない川、山、里の恵みを存分に楽しめる内容だ。
焼物として登場したのは、創業当時から続く伝統の「鮎の笹焼き」。青竹でできた器が目の前におかれると、小田井はその見た目に「うわ、なんかすごいの来たよ!」と仰天するばかり。それもそのはず、香ばしく焼かれた鮎は一節をくり抜いた竹を容器に、青々とした笹を皿代わりに敷いた見た目も華やかな一品なのだ。ふたを取った小田井が「若い香り!」とコメントするとおり、青い笹の香りと竹筒に包まれた鮎の香ばしさが広がる。
手掴みで身にかぶりつくと、小田井はそっと目を閉じたのちに頬をゆるめ「めちゃくちゃおいしい」と一言。さらに「鮎の塩焼き何回も食べたことあるんですけど、香りがダントツですごい良いです。 この笹からいい香り…味にもそれが移ってて」「ちょっと甘みを感じてるのかな」と丁寧に解説した。
お次は盛夏の時期は涼やかな氷の器で楽しめる「氷室そうめん」。てっぺんをくり抜かれた氷の器にはダシが入っているのだが、そこに夏野菜のトマトが“丸ごと”1つ入っている。カボスを練りこんだ緑色のそうめんをこのダシにつけて食べるのだから、清涼感と美しい色合いが際立つ一品である。
まず小田井はダシをそのままいただくと、「カツオのええダシ。ほんでトマトの酸味がすごい出てますね」とコメント。続けてそうめんをダシにつけて食べた小田井は、のけ反って「なにこれ…めちゃくちゃ美味いやん…」と笑みをこぼす。さっぱりとした味わいを「ものすごい爽やかですね。 カボスの酸味とトマトの酸味がうまいこと調和してるんで、これは不思議なおいしい料理や」と絶賛するのだった。
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