乃木坂46の4期生が8月4日、世界最大のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2024」(8月2~4日、お台場・青海周辺エリア)のメインステージとなるHOT STAGEで大トリを務めた。
4年ぶりの単独TIF出演
乃木坂46の4期生はオンライン開催だった2020年以来4年ぶりの単独出演。今回は休養中の掛橋沙耶香を除く遠藤さくら、賀喜遥香、金川紗耶、黒見明香、佐藤璃果、柴田柚菜、田村真佑、筒井あやめ、林瑠奈、松尾美佑、矢久保美緒、弓木奈於の12人で登場した。日向坂46・3期生のライブ時もそうだったが、HOT STAGE前に入りきらないファンが会場の外から見守るなど、圧倒的な人気を感じさせる声援に包まれてライブがスタートした。
1曲目は4期生楽曲であり、筒井にとって初めてのセンター曲となった「ジャンピングジョーカーフラッシュ」。筒井の「これがラスト、盛り上がる準備できてるか~!盛り上がっていくぞ~!!」のあおりから、泡と水にまみれたミュージックビデオも人気の同曲で勢いをつけると、イントロから盛り上がりがすさまじい15thシングル表題曲「裸足でSummer」、賀喜が2度目の表題曲センターを務めた「好きというのはロックだぜ!」と盛り上がる人気曲を惜しげもなく披露し、メンバーもファンも笑顔満開のままMCタイムへ。
4期生ではMCを務めることの多い田村が「現在乃木坂46には3期生、4期生、5期生がいますが、今回は私たち4期生がこのTIFに参加させていただいています。…ということで、今日は私たち4期生のことをもっともっと知ってほしいので、一人一人自己紹介をしていきたいと思います!ミュージックスタート」という言葉をきっかけに、林、柴田、黒見、筒井、田村、賀喜、遠藤、弓木、金川、佐藤、松尾、矢久保の順でリズムに合わせて「まゆたんと呼んでください」「やんちゃんと呼んでください」などと、ノリノリのコール&レスポンスで会場のボルテージを上げていく。
ひとしきり盛り上がった後の4曲目は、グループ全体の代表曲の一つにも挙げられる「インフルエンサー」を田村と弓木のWセンターでパフォーマンス。見事な緩急。聞きなじみのあるイントロから「ウォー!」と各地から歓声が上がったのは、乃木坂46ファンのみならず広く知られた名曲であるから。フェスという舞台を熟知したセットリストとでもいうべきか、経験値の高さを感じさせるし、何よりぜいたくな展開だ。
ラストはおなじみの「I see...」
続いて、ラストの背中合わせで遠藤&賀喜が手をつなぐシーンもエモかった「Monopoly」、遠藤が「THE FIRST TAKE」で美声を響かせたことも話題となった「きっかけ」と人気曲で畳み掛ける。個人的に「きっかけ」は、遠藤だけでなく柴田や林の歌声も強く印象に残った。
ラストは前回4期生でTIFに単独出演したときもラストに披露した「I see...」。前回は黒見、佐藤、林、松尾、弓木の5人にとって乃木坂46加入・4期生合流後初のライブパフォーマンスだったが、その後たくさんの経験を積み、4期生としての絆も深まったことを感じさせる堂々たるステージを披露し、しっかりと成長した姿を見せた。
乃木坂46の4期生の前が日向坂46の3期生によるライブだったことから、“坂道合同オーディション組”がバトンをつなぐ格好となった。同じオーディション組の櫻坂46・2期生はいなかったものの、まさに「これがエモいというやつなのか」と言いたくなる豪華なリレーで2024年のTIFを締めくくった。