高嶺のなでしこが8月3日、世界最大のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2024」(8月2~4日、お台場・青海周辺エリア)のHOT STAGEに登場。2年連続のHOT STAGEでさらに進化したパフォーマンスを見せた。
2月にメジャーデビュー、7月に新曲「モテチェン!」配信
高嶺のなでしこは、「JDO;L AUDITION」を勝ち抜いて選ばれた城月菜央、涼海すう、葉月紗蘭、春野莉々、東山恵里沙、日向端ひな、星谷美来の7人と、元ラストアイドルの籾山ひめり、松本ももな、橋本桃呼の3人からなる10人組グループ。ステージデビューが2年前の「TIF」ということもあり、グループにとっても、ファンにとっても「TIF」は大切な場所になっている。
サウンドプロデュースは、クリエーターユニット・HoneyWorksが担当し、2024年2月にシングル「強く生きろ/恋を知った世界」でメジャーデビュー。その後、毎月のように新曲を配信リリースしており、7月14日には「モテチェン!」が配信された。
メジャーデビュー曲「美しく生きろ」など7曲を披露
TIF2日目、高嶺のなでしこのHOT STAGEは、メジャーデビュー曲「美しく生きろ」で始まった。強い決意などがつづられた歌詞、そして「高嶺のなでしこ」というグループ名も歌詞に盛り込まれたこの曲は自己紹介的な楽曲であり、意思表示も感じられる。
2曲目の「決戦スピリット」は力強さを感じさせる曲で、オーディエンスからの「オー!オー!」という掛け声もあって一体感を作り上げていった。「初恋のひと。」は雰囲気が一転し、可憐さとかわいさがあふれていて、たくさんの「好き!」が飛び交った。
3曲披露したところで、あいさつと自己紹介を行い、キャプテンの籾山が「皆さんの応援のおかげで今年もHOT STAGEに立つことができました!」と感謝の気持ちを伝える。
そして、「もっともっと盛り上げてくれるように、皆さんにおまじないをかけてくれますか?」とお願いされた涼海は「はい! 皆さん、元気ですか? もっともっと盛り上がれますか?」とファンに向かって大きな声で呼び掛けた。
「モテチェン!」も“かわいい”が全面に表れている曲で、メンバーたちも顔ハートを作ったり、かわいいしぐさを連発。「可愛くてごめん」「ファンサ」ではファンからのコールが響きわたり、涼海のおまじないが効いたのか、会場の盛り上がりも右肩上がり。
最後は、メジャーデビュー曲の「恋を知った世界」で締めくくった。
2年連続でHOT STAGEでのライブとなったが、メジャーデビューという大きなターニングポイントもあり、グループとしての大きな進化、成長も感じられたステージを見せてくれた。
◆取材・文=田中隆信