友達の存在がメンタルのボディガード
――ダンスを頑張ったという話でしたが、学生時代打ち込んでいたことはありましたか?
それがないんです。帰宅部だったので(笑)。小学校からずっと仲が良かった子がいたのですが、その子と2人で、家に帰って自転車で土手に行って、スーパーでもらってきた段ボールで土手滑りとかしていました。
――いま熱中している趣味は?
それもないんです(笑)。この質問していただくことが多いのですが、趣味がないんですよ。やりたいことはあってもなかなか行動できていないです(笑)。でも今年は海外旅行に行きたいです。アジアの街並みがすごく好きで行ってみたい。あとは、最近ブランドのお仕事で初めてヨーロッパに行かせていただいたのですが、すごく素敵で、アジアの他にもスペインのバルセロナやフィンランド、あとはヨーロッパではないですが、オーストラリアとか行ってみたいです。
――骨子はフィジカル面で守られていましたが、出口さんの心のボディガードは?
やっぱり友達ですかね。あまりメンタルが弱っているときも言わないことが多いのですが、察して何も聞いてこない優しさも沁みます。ただ一緒にいるだけで落ち着く友達はありがたいです。お姉ちゃんもそういう存在です。
――個性的な3年4組でしたが、出口さんは集団のなかではどんな立ち位置ですか?
リーダータイプではないですね(笑)。何か決めなければいけないときは、誰かに任せてしまう感じです(笑)。
――この作品を経験してどんなことを得ましたか?
先ほども話しましたが、苦手だと思っていたダンスに挑戦したことです。最初は本当にできなくて、ちゃんと撮影が終わるのかなと不安に思ったくらいでした。でもたくさん時間をかけて練習をさせていただいて、すごく楽しいと思えるようになって…。挑戦することの大切さを学びました。
◆取材・文/磯部正和
撮影/梁瀬玉実
ヘアメイク/Otama
スタイリスト/道端 亜未
※高橋ひかるの「高」は正しくは「はしごだか」