俳優の志尊淳が8月12日、都内で行われた「NARS」ブランド生誕30周年記念 新製品「エクスプリシット リップスティック」発表会に出席。これからチャレンジしたいことや、ここからの芸能生活に向けての抱負を明かした。
志尊淳、休みを取るようになって「気持ちが豊かになりました」
Friend of NARSに就任した志尊は全身ブラックのシックな衣装に身を包み、新製品の「エクスプリシット リップスティック」をまとって登壇。本日のスタイルについて志尊は「トータルで普段僕がしないようなスタイリングを、NARSさんのお力をお借りして今回することができました。鏡を見てみても、新たな自分な感じがしてすごく気分が上がっております」とほほ笑んだ。
仕事とプライベートのバランスについて、志尊は「仕事を始めて10年間くらいは、仕事もプライベートも一緒みたいな感じで、そこの区分化を僕自身ができていなかったんですけど、最近になって休みが大切だということに気づいて。休みを取るようになってから気持ちが豊かになりました」と告白。以前は自分が休んでいる間に他の人たちはがんばっている、という気持ちがよぎり「仕事しなきゃ」という気持ちがあったと口にしつつ「そうじゃなくて自分は自分だから、自分ができる表現を。自分を大切に、休みをしっかり取ろうということを最近心がけています」と語った。
今後の芸能生活に向けての抱負を発表
志尊は来年30歳を迎えるといことで、イベントではこれからチャレンジしたいことやここからの芸能生活に向けた抱負の3か条を発表。志尊は「概念」「グローバル」「一度きり」と答えた。
その中の「グローバル」について志尊は「日本で俳優をしていて、いろんな国の作品を見ていく上で、すごいなと思ったり出てみたいなという思いは絶対にあると思うんです」と前置きし「でも僕は『グローバルに活躍したい』という言葉が言えなかったんです。(言葉にすることが)恥ずかしい気持ちもあって。でも最近SNSとかプラットホームが増えてきた中で、すごく距離が近くなった」と告白。「恥ずかしいからとかじゃなくて、自分がやりたいなと思ったことをやろうと思っている中で、普段と違う環境に接してみることで、人間としても俳優としても磨きがかかる部分はあると思う。これから積極的に目を向けていきたいなという気持ちになっています」と考えを明かした。
現在は、言語を学んだり友人を作ったりすることから始めていく段階だそうで、志尊は「仕事を取りに行くぞ、というよりも、目を向けることで近づいてくる気がしていて。可能性があるのものひとつとしてしっかりと準備を。マインドもそうだし、言語の部分も準備できるうちにしておきたいという気持ちがあります」と語った。
さらに「一度きり」という言葉に関しては「結局一度きりの人生なので楽しもう、って。根底にあるのはここだなと思います」と説明。「後悔ないようにやりたいことをやればいいし、自分で責任を取れる範疇で楽しんで好きなことをやっていきたいなという感じです」と思いを言葉にした。
◆取材・文=山田果奈映