コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、コミックアライブ+で配信されていた琴かさんの『エルフが現代にいたら』をピックアップ。
2024年6月23日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、5.6万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、琴かさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
人間の世界で独りぼっちのエルフが幸せを探す物語
夜の街の片隅で警備員の仕事をしているのは、エルフの少女。里のエルフ達から排除された彼女は、幸せを求め人間の世界にやってきた。しかし、現実は厳しいもので、定職にもつけない有様。このまま独りで寂しく生きていくのだろうと思っていたのだが、1人の男性との出会いで状況が動き始める。
男性は警備中のエルフに度々話しかけていた。最初こそ冷たくあしらっていたエルフだったが、独りで寂しさを募らせていた彼女は、次第に彼と話すのが楽しいと感じるようになるのだった。
そして、いよいよ今回の仕事もクビになってしまうエルフ。しかし、そんなときにも男性は彼女に寄り添い、とりあえずの泊まる場所や食べ物を用意すると言ってくれた。「赤の他人になぜそこまで…」と驚いたエルフは、話を終わらせるために「だったらあなたの家に泊まらせてください」と“無理なお願い”を言ってみた。男性は困って引き下がるかと思いきや、なんとエルフのお願いを受け入れてしまうのだった。
想定外の展開で、男性の家に泊めてもらうこととなったエルフ。お礼に家事をやると男性は喜んでお礼を言ってくれて、今まで誰からもお礼を言われた経験がなかった彼女の心が少しずつ開き始めるのだった――。
本作の投稿には、多くの「いいね」とともに、「互いに支え合っていければ良いですね」と2人の幸せを願う読者からのコメントも多数寄せられた。
作者・琴かさん「続きを望む声をよくいただくのですがどうすべきか悩んでます」
――『エルフが現代にいたら』を創作したきっかけや理由などをお教えください。
元々はイラストレーターとして活動してたのですが、自分だけのコンテンツを作れないかと思い漫画を描いてみたのがきっかけでした。個人的に好きな「エルフ」に他人に受け入れられそうな要素として「現代」を組み合わせた感じです。
――X(旧Twitter)の投稿には、多くの“いいね”やコメントが寄せられていました。今回の反響をどのように感じていらっしゃいますか。
たくさんの方に受け入れてもらえて嬉しかったです。
――本作は続きがありますが、ご投稿された作品以降の見どころや注目してほしいポイントなどをお教えください。
頑なに心を閉ざすスノウがどうなっていくのか、心の成長に注目して欲しいです。
――今後の展望・目標をお教えください。
続きを望む声をよくいただくのですがどうすべきか悩んでます。描こうと思えば描けなくはないと思うのですが蛇足になりそうで…。私は自分の描きたいことを溜めて溜めて、排出するような形で漫画を描くタイプなのでまた描きたいことができたら描くかもしれません。気長にお待ちいただければと思います。
――最後に、読者やファンの方へメッセージをお願いします。
『エルフが現代にいたら』に出会っていただきありがとうございました。