キム・ソンホ、チャ・スンウォンらが出演する韓国ドラマ「暴君」が8月14日に一挙配信され、全4話で計2時間半ほどの本編に詰め込まれた濃密かつ強烈な世界観にハマるファンが続出している。中でも、チェ局長(ソンホ)をはじめ“四者四様”の個性を醸し出す4人のメインキャラクターの存在感に話題が集中した。(以下、ネタバレがあります)
極秘ウイルスを巡るノンストップ・サスペンス
「暴君」は、韓国で極秘に行われたウイルス・プロジェクトを巡って壮絶なバトルが繰り広げられるノンストップ・サスペンス。韓国政府の科学者たちが極秘に開発した“暴君”プログラムというウイルスのサンプルが配送中に消え、“暴君”を守りたい韓国政府と開発を阻止したいアメリカ政府、工作員たちが入り乱れ、激しい戦いに突入していく。
監督・脚本を務めたパク・フンジョン氏は、「新しき世界」「THE WITCH/魔女」で独自の世界観を確立し、世界を驚かせた鬼才。ドラマシリーズを手掛けるのは今作が初だが、パク監督自身も「もともと映画として予定されていたものを、制作途中でドラマに変更した」と語っている通り、今作では映画のような没入感に、ドラマならではの見やすさが加わった。
第1話では、暗殺者チェ・ジャギョン(チョ・ユンス)が“仕事”を冷酷にやってのける様子や、“暴君”プログラムの威力を知ったアメリカ諜報員・ポール(キム・ガンウ)が韓国へ向かう様子が描かれ、続く第2話では、“暴君”の情報が漏れないよう元傭兵イム・サン(チャ・スンウォン)が粛々と関係者を処理していく。
チョ・ユンスの強烈アクション、チャ・スンウォンの個性キャラも
そんな本作でファンの心を強烈につかんだのが、個性あふれる4人のメインキャラクターだ。
序盤最も目を引くのは、若いながらすご腕の暗殺スキルを持ったジャギョン。演じるユンスはクランクインの1カ月半前からアクションを猛特訓し、銃アクションに始まって、裸にショーツとさらしを巻いただけの姿で屈強な男たちを瞬殺していくハードな接近戦まで驚異的なアクションを披露。タバコをふかし、薄く笑いながらとどめを刺すシーンなど存在感も抜群で、「THE WITCH/魔女」のヒロイン、シン・シアに続き、フンジョン監督作品からの新たなブレイクスター誕生となった。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/the-tyrant
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