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宮崎あおい、北斎の娘の跡をたどり大英博物館へ

2017/09/12 19:31

左から三宅弘城、宮崎あおい、長塚京三、大森美香(脚本)
左から三宅弘城、宮崎あおい、長塚京三、大森美香(脚本)

NHK総合で9月18日(月)に放送される特集ドラマ「眩~北斎の娘~」(夜7:30-8:45)の完成試写会が行われ、主演の宮崎あおいをはじめ、長塚京三三宅弘城が登壇。作品の見どころの他、共演者の印象などを語った。

同作は、江戸の天才絵師・北斎(長塚)の娘・お栄(宮崎)の半生を描いたヒューマンドラマ。何をするよりも絵を描くことが好きなお栄は、嫁ぎ先から父であり師でもある北斎の元に戻って来てしまう。お栄は北斎を尊敬し、影として働き続けるが、やがて独自の画風を身に付けていく。

世界にもその名が知られる北斎の娘であり、自身もまた並外れた才能を持った絵師であるお栄を演じた宮崎は「お栄さんという存在をこの作品に関わるまで知らなかったんです。ですのでまず、ドラマの撮影が始まる前、浮世絵というものを理解するために竹の節をひたすら描くという練習を始めたんです。その次は、ぼたんの絵に色を着ける練習などに移ったんですが難しくて、真っすぐな線をきれいに描く、曲線をきれいに描くということができなかったんです。

その後、大英博物館でお栄さんが北斎さんと一緒に描いたとされる作品を拝見したりとしていき、どんどんお栄さんのことを知っていくんですが、知れば知るほど、いかに偉大な存在なのかと痛感させられました」と語る。

また、北斎役の長塚との共演については「大河ドラマ『篤姫』(2008年、NHK総合ほか)以来の共演だったのですが、前回のチャーミングな優しい父上と比べて、北斎というとても偉大な存在でしたので、全く違った親子の姿を演じることができて新鮮でした」と明かした。

一方、長塚は、北斎の絵とお栄の絵を比較して「このドラマは『世の中は円と線でできている』という北斎さんのせりふで始まるんですが、このせりふにもあるように北斎さんは絵をそのように捉えていたようで、彼は時間を絵の中に閉じ込めているんです。

ところが、お栄さんは絵というものを光と影で捉えている。父の絵と違って、時間の流れを絵の中に閉じ込めているという神秘的な魅力を持っているんですよね。

完成したドラマを見ましたが、そういった浮世絵の色の美しさがしっかりと映像で表現されているので、ぜひ多くの人に見てもらいたいです」と、2人の浮世絵を表現しながら番組をアピール。

ドラマの中では北斎の一番弟子・弥助を演じている三宅は、「僕は美術というものをこれまで知らなかったので、北斎先生が生涯で93回も引っ越したとか、お栄さんが自身の画号を酔う女と書いて『酔女』と読ませていたなど、新しく知ったことばかりでした」と素直な気持ちを吐露した。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

特集ドラマ「眩~北斎の娘~」
9月18日(月)夜7:30-8:45
NHK総合で放送

画像一覧
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  • 左から三宅弘城、宮崎あおい、長塚京三、大森美香(脚本)
  • 【写真を見る】お栄は、北斎の絵を手伝う中で独自の画風を見つけていく
  • お栄は北斎の最晩年まで画業を支えた。北斎の代表作「富嶽三十六景」が完成した時にもそばにはお栄がいた

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    宮﨑あおい

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