乃木坂46が語った「初レモン」の味は?【ザテレビジョン35周年特集】
ザテレビジョンは今年、創刊35周年を迎えた。そんな本誌と深~い関係にあるのが「レモン」。数々の人気者たちとともに表紙を飾る中で、いつしか“ただの果物”以上の存在に。本誌にとってレモンとは? 【ザテレビジョン35年特集】、今回は‘16年に初めて本誌の表紙を飾った乃木坂46メンバーが語った“初レモンの味”をピックアップ!
”表紙レモン”が定着したのは創刊3年半後
本誌の表紙に初めてレモンが登場したのは、‘82年9月発売の創刊号。人気絶頂の女優・薬師丸ひろ子がレモンをかじった写真とともに、ザテレビジョンは誕生した。撮影は写真家・篠山紀信氏。
それ以来、毎号欠かさず表紙にレモンが…といいたいところだが、実は創刊2号から176号までのおよそ3年半の間、誰もレモンを持っていない。レモンを持っての表紙撮影が定番となったのは、177号に登場した荻野目洋子から。以来、ひと目で「ザテレビジョンだ」と認識してもらう目印として、また“フレッシュ”なテイストを表現する小道具として、レモンは人気者たちとともに本誌の顔を務めてきた。レモンを空中浮遊させたMr.マリック(357号)や「めちゃ2イケてるッ!」(フジ系)の人気キャラ・オカレモン(914号)など、数々の伝説も生まれた。
ちなみに表紙で使用しているのは正真正銘のフレッシュレモン。毎回、表紙撮影の当日に本誌スタッフが果物屋の軒先でいちばん形の美しい“美レモン”を厳選している。一方、人気者にサインを入れてもらい読者プレゼントにするのは永久保存できるプラスチック製だ。
「手に取ってみたら重かったんですよ。これ本物だ!って」(深川麻衣)【’16年2/19号】
'12年にデビューした乃木坂46は、'15年の「NHK紅白歌合戦」(NHK総合)に初出場するなど大ブレークし「乃木坂工事中」(テレビ東京系)をはじめバラエティー番組でも活躍。そんな乃木坂46から生駒里奈、橋本奈々未、白石麻衣ら初期メンバー7名(当時)が'16年2月19日号の表紙に登場した。そのとき、初めて手にした表紙レモンについてインタビューでこんなことを語ってくれている。
生駒里奈「テレビを通して見ていたスターの皆さんが飾ってきた表紙ですから、本当に光栄です!」
橋本奈々未「“THE 芸能人”という感じの仕事をしている気がして、なんだか不思議な気分ですね」
白石麻衣「私たちがレモンを持った表紙がコンビニに並んだりするのって想像できません(笑)」
桜井玲香「確か2回レモンを持ったような…あれはプレゼント用のプラスチック製?」
西野七瀬「プラスチックのレモンにサインをしたり、色紙にレモンの絵を描いたことはありましたけど、ついに、ついに本物です(笑)」
深川麻衣「確かに、手に取ってみたら重かったんですよ。あれっ!? これ本物のレモンだ!って」
高山一実「レモンってグレープフルーツと比べたらあんまりにおいがしないんだ~って思いました(笑)」
7人はレモンもかすんでしまうほどにフレッシュな表情を見せてくれた。
その後も勢いの止まらない乃木坂46は、ことし8月9日発売の18枚目シングル「逃げ水」で前作「インフルエンサー」に続いて2作連続でミリオンヒットを記録。11月には東京ドームコンサートも控えるなど、さらなる進化を遂げている。
テレビの世界では、次々とスターが誕生している。スターダムにのし上がっていく彼らの通過点の一つとして、“ザテレビジョンの初レモン”の味が特別な意味を持っているのだとしたら、こんなに嬉しいことはないのである。