コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『外泊して帰宅して、またすぐ外泊したらうにまるさんが拗ねまくった話』を紹介する。作者の赤血球さんが、7月26日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、7千件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、赤血球さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
急な帰省で家を空けた飼い主に対する、うさぎのリアクションがかわいすぎる…
数年前に父親が急逝し、仕事を早退して帰省した赤血球さん。1泊して一旦帰宅した赤血球さんは、「ただいま!!うにまるちゃん」とペットのうさぎ・うにまるちゃんのもとへ。
「昨日帰れなくてごめんね、さびしかったね」となでてスキンシップを図ると、「うに、おこってないです」と言わんばかりの穏やかさで、うにまるは帰ってきてくれた赤血球さんに嬉しそう顔を向ける。
「かえってきた、うれしい。ずっとなでてもらう」と、にこにこのうにまる。しかし、赤血球さんはまたすぐに戻らなくてはいけなかった。父親の火葬が終わるまでの間はうにまるの世話を人にお願いして、赤血球さんは家を後にすることに。
その日の夜、うにまるは赤血球さんが帰ってこないことに気が付く。「かえってこない。うにがまんしたのに」「ひどい!ひどいことした」と徐々に不機嫌になるうにまる。火葬が終わって急ぎ戻って来た赤血球さんは「ただいま!!うにまるちゃん」とうにまるの元に駆け寄るが…。
この漫画を読んだ人たちからは、「うさぎは怒りを背中で語るよね」「うにまるさんと赤血球さんの深い愛を感じます」「拗ねうさちゃんかわいい」「うにまるちゃんお留守番頑張ったね…」など、多くのコメントが寄せられている。
赤血球さんが意識しているのは“うにまるらしさを描く”こと
――『外泊して帰宅して、またすぐ外泊したらうにまるさんが拗ねまくった話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
元々は「5泊6日で家を空けたらうにまるに忘れられていた」という話を描いたところ思いの外反響が大きく「あるある!」という声を多くもらったことがきっかけです。しっかり覚えてて拗ねまくるパターンもあるよ、の気持ちで描きました。
――赤血球さんが帰ってきたと分かったときの、うにまるちゃんの表情が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
うにまるの表情でしょうか。うさぎは無表情だと思われがちなのですが、かなり顔に出ます!喜んでいるときのへにゃっとした顔と怒っているときの丸っこさを見てもらえたら嬉しいです。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
「ひどい ひどいことした!」のコマが気に入ってます。ほとんど怒ったりしないうさぎだったんですが、たまにわかりやすくプンスカしてるときがありました。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか。
うにまるはすでに他界しているのですが、家族と「あんなことがあったね」と思い出話をしてるときが一番「あ、この話描こう」となります。私にとっては全てが大事な思い出ですが、毎日の生活を描いてるだけなので山もオチもない話がばっかりですね笑
――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか。
うさぎらしく描こうよりも、うにまるらしさを描くを意識してます。手足の短さ体の丸さや、表情など私の目に映っていたうにまるらしさが残せるように意識してます。
――今後の展望や目標をお教えください。
引き続きマイペースに、自分が描きたいことだけをたのしく描き続けられたらなと思ってます。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも見て下さってありがとうございます!うにまるを好きになってくれたら嬉しいです!