コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、書籍「猫の菊ちゃん」(KADOKAWA)の作者である湊文さんの「菊ちゃんの枕」を紹介する。
「猫の菊ちゃん」シリーズは、湊文さんのX(旧Twitter)や書籍「猫の菊ちゃん」で読むことができる。漫画はもちろん、エピソードに沿った菊ちゃんの写真でも癒されるところが魅力だ。
作者である湊文さんが7月13日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、3.1万件を超える「いいね」が寄せられた。本記事では湊文さんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。
老夫婦が見ていたテレビが突然消えた理由とは…
老夫婦がテレビを見ていたところ、突然テレビが消えてしまった。その理由は、一緒に暮らす猫の"菊ちゃん"がリモコンを枕にして寝ていたからだ。"なんでも枕にしちゃう"という菊ちゃんにおばあさんは、「こっちを枕にしましょうね」と猫用クッションに取り替えてあげた。
また"菊ちゃんの枕好きを気遣い過ぎる"というおじいさんは、菊ちゃんを撫でるときに自分の手を枕にしながら撫でているという。最後に、おじいさんが固いところで寝る菊ちゃんを気遣って頭にタオルを敷いてあげたエピソードを添えて締めくくった。
本作を投稿したX(旧Twitter)には「愛されてる」「優しい世界」「癒し」「菊ちゃんは本当に大事にされていて幸せですね」「おじいさん優しいですね」「かわいいにもほどがあります」など、老夫婦と菊ちゃんに癒された読者からのコメントが多数寄せられている。
「ゆっくりでも漫画や絵を描くのを続けて、菊ちゃんとの毎日を残してしていきたい」作者・湊文さんにインタビュー
――「猫の菊ちゃん」シリーズを漫画にしようと思ったきっかけや理由があればお教えください。
菊ちゃんをお迎えしてしばらくが経った頃、かわいい写真や動画をSNSで見てほしいと思ったのですが、主人(漫画の中のおじいさん)が絵を描くのが好きで上手だったので、一緒に絵や漫画を描いて見てもらったらどうかなと提案したのがきっかけです。
――本作「菊ちゃんの枕」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
菊ちゃんの仕草が自然に見えるようにこだわっています。文字を丁寧に書いて読みやすいように心がけています。
――漫画のふわふわな菊ちゃんがとても可愛いですが、菊ちゃんを描くときにこだわっていることがあればお教えください。
可愛く思っていただいて嬉しいです、ありがとうございます。菊ちゃんは本当にふわふわでとても柔らかいので、その感じがなるべく出るように気をつけて描いています。
――漫画の最後の菊ちゃんの写真に癒されます。漫画と一緒に写真を載せている理由やきっかけがあればお教えください。
実際の菊ちゃんも見てもらいたくて、漫画と一緒に載せています。その時実際に撮れた写真か、お話に関係のある場面の写真を載せるようにしています。
――今後の展望や目標をお教えください。
ゆっくりでも漫画や絵を描くのを続けて、菊ちゃんとの毎日を残してしていきたいです。ちょっと難しいかとは思いますが、絵本を描けたらいいなぁと思っています。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつも菊ちゃんを見てくださり本当に嬉しく思っています。心から感謝申し上げます。なんでもない日常ですが、菊ちゃんの小さな可愛いところをたくさん見てもらえると嬉しいです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。