航平「俺、太一以外の人じゃ、嫌だからさ」
太一は「うっまー!」と言って航平の弁当を食べながら、久々に航平とゆっくり話をする。そんな中、航平は神妙な顔をして改まって「あのさ、太一」と切り出す。「今年もノートテイクやってもらえる?」と航平が尋ねると、太一は「やるよ! 俺でいいならやるよ、やるに決まってんじゃん」と食い気味に応える。
航平は安堵のため息をついて「良かったぁ、断られるかと思った」とその場に寝転がる。「そんなことしねぇよ」と太一が照れくさそうに鼻をかくと、「俺、太一以外の人じゃ、嫌だからさ。安心したら気が抜けた」と航平が言い、「大げさだな」と太一は外を見る。
航平は太一を見つめて「太一」と名前を呼んで手を握る。太一が振り返ると、「ありがと、太一」と航平はほほ笑むのだった。
航平が手を握るのはもちろん、「太一」と呼ぶ声と見つめる目からも太一への気持ちが伝わってきてドキドキとさせられた。SNSでも「今の『太一』が甘すぎて苦しい」「いまの!『太一』の言い方!!」「手!!!手ぇーーーーっっ!!」「航平の『太一』って呼ぶ声が、表情が、愛おしさ溢れてて…すごく良かった」「太一の手に自らの手を重ねる時の航平の熱視線...とても色っぽいデス」と視聴者の声が寄せられた。
◆構成・文=牧島史佳