「美智留に肯定されたら信じてしまう」と反響
公式ホームページなどで公開されている予告動画は、「30過ぎて無職で実家暮らし、推し活にハマった私の人生、あなたならどうアドバイスします?」と美智留に話す玲夏と、“次回のお客様 円井わん”というテロップからスタート。
美智留はそんな玲夏に「推し活を諦める必要はありません。むしろその勇気ある生き方を、さらに深く力強く推し進めていくべきです。その方法を一緒に考えましょ」と語りかける。
また“悪女の毒牙が襲いかかる”というテロップに切り替わると、推し活にのめり込み、歯止めがきかなくなっていく玲夏の姿が。そんな玲夏に、「もしものことがあったら全ての罪を被るわ、あなたを守るために」と、美智留が優しくささやく。
第5話を放送前に「ソンモくんの登場うれしい!」「推し活女子の話楽しみ」「内田理央さん本当にきれいすぎる」「美智留に肯定されたら信じてしまう」などの声が上がり、話題となっている。
円井わんインタビュー「昔の私を思い出しました」
――現場の雰囲気はいかがでしたか?
作品の内容とは違い、和気あいあいと朗らかとした雰囲気でした。
――原作には登場しないドラマオリジナルの「二森玲夏」という役をいただいた時の感想を教えてください。
俳優として前にも後にも無いかもしれないチャレンジングな役柄。今までと全然違った役柄なのでやりがいがあると思いました。
――ご自身の役の見どころはどんなところですか?
“沼っていく”というより“もう沼っている”ところからスタートするところですね。
――二森玲夏を演じるに当たってどんなところを心掛けましたか?
私自身が玲夏を否定しないと決めていました。今回、役作りは短期集中だったので大変でしたが、周りの友人の推し活の話などを聞いて理解を深めました。そして実際に演じていくうちに、玲夏の生き辛さやすがりたくなる気持ちを深く理解できるようになりました。玲夏のピュアさが更に心を痛くするというか…。
――ご自身と二森玲夏の似ているところはありますか?
私もハマったら、結構ハマるタイプなので分からなくもなかったですね(笑)。言葉というよりは人によってチグハグな回答や態度をするときがあって昔の私を思い出しました。人間の弱さですね(笑)。
――ちなみに円井さんは推し活をしたことはありますか?
ロックバンド「UVERworld」が高校生の時から大好きでした! 当時は、ほぼ「UVERworld」しか聴かないし、ライブにも行きまくっていました。グッズを買いまくる! とかは無かったです(笑)。ただライブで音楽を聴いて、飛び跳ねて、最後に号泣するというのが当時のルーティンでした(笑)。
――悪女が人の人生を次々と狂わしていく作品ですが、身の回りに美智留のような人はいますか? もし実際に目の前に現れたらどう思いますか?
いないです(笑)。ただ、中学生の時はいましたね。正直、10代前半の子はすごいと思いますよ。かなり巧妙に洗脳状態に持っていくから、みんなその子から離れないんですよ。それに中学生は世界が学校しかないので視野は狭いですよね。私は違和感しか覚えなかったので離れましたけど…。その頃に鍛えられたセンサーがビビッと働くようになって、危険察知能力がとても高くなったと思います。今では全く寄せ付けませんね(笑)。
――今作には様々な欲望を持った人物が登場しますが、円井さんのどうしても捨てられない欲望を教えてください。
猫と暮らすことです。あとは最近、冷やし中華好きすぎて困っているんですけど(笑)。
――最後に視聴者の方へメッセージをお願いします。
様々な苦しみや悩みを持った人たちが、そこからさらに堕ちていくというなんとも人間臭いホラー作品ですが、きっと共感してもらえるところもあると思います。自分の中に今、辛いことがあっても、今日も明日も生きているだけですごいんだよ、というメッセージも込めて演じました。「嗤う淑女」ぜひご覧ください!
※木崎ゆりあの「崎」は正しくは「たつさき」