コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『脂肪肝を甘くみてはいけない話』を紹介する。作者のすなさんが、5月25日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、2.5万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、すなさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
肝機能の数値が“どエライ”ことになっている…
仕事の昼休み中、すなさんの元に見た事のない番号からの着信が入っていた。かけ直してみると、昨日健康診断を受けた病院から、血液検査の結果についての連絡だった。
「肝機能の数値が“どエライ”ことになっててご連絡したのですが…」「すぐにでも検査した方がいいです!いつ頃来られますか…」という看護師の勢いに押されて、土曜日に病院へ行くことに。
仕事を終えて、病院からの電話に意気消沈しながら帰宅すると「何かあったの?」と妻に壁ドンをされて問い詰められたすなさん。
健康診断で再検査が必要になったことを説明すると、妻は驚いた様子をみせながらも、「いや、まぁ何だか随分と太ってるとは思ってたけど」とチクリ。「くっ!コイツ!」とすなさんは悔しそうな表情を浮かべる。
「ま、まぁとりあえず病院へ行ってくるよ」「だから心配しない…」というすなさんの言葉にかぶせるように、「じゃあ…」「丸々と太った今が食べ頃か…」と言って睨む妻だったが…。
この漫画を読んだ人たちからは、「勉強になった」「自分も気をつけなければ…」「お妻様男前」「お妻様に惚れた」など、多くのコメントが寄せられている。
「脂肪肝に1人で立ち向かうな!」というすなさんの思い
――『脂肪肝を甘くみてはいけない話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
自分も含めた脂肪肝を甘く見ている人たちへの注意喚起と、そうは言っても食べちゃうよね〜という共感が欲しくて描き始めました。
――奥さんの壁ドンや「丸々と太った今が食べ頃か…」というセリフが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
脂肪肝に1人で立ち向かうな!という事です。自分1人で戦うには、強すぎる相手…特に食欲はかなり手強い…。脂肪肝になる者たちは自分に甘いものです。僕には「お妻」という頼もしい存在がいました。お妻に注目してもらえれば嬉しいです。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
お妻の「肝臓を捧げよ!」のシーンです。某有名作品のオマージュですが気に入ってます。うまいこと言うなと思いました(笑)。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか。
普段は夫婦2人暮らしのエッセイを描いてます。毎日の暮らしの中で、僕が面白いと感じた事を描いてます。お妻が面白い人なので、ネタには尽きません。
――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか。
絵だけで伝えたい事です。あとお妻を描く時は特に気合いが入ってます。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
これからもよろしくお願いします!いつも読んでくれてありがとうございます!!肝臓を捧げよ!!