8月27日(火)より配信される人気ミステリー・コメディードラマシリーズ「マーダーズ・イン・ビルディング」のシーズン4で、メインキャラクターを務めるセレーナ・ゴメス。歌手としても活動するセレーナといえば2017年に米・TIME誌が選ぶ「世界を変える46人の女性」として選出され、Instagramのフォロワー数は驚異の4億2000万人超と、世界的にも影響力のある人物の一人だ。子役時代から現在までハリウッドのさまざまなシーンにおいて活躍し続けている彼女のキャリアを振り返る。
米・ティーンエイジャー憧れの“ディズニー・スター”
1992年7月22日、アメリカのテキサスに生まれたセレーナは幼少期から子役としてのキャリアをスタートさせ、10歳のときに出演したディズニー・チャンネルの子ども向け番組「バーニー&フレンズ」(1992-2009年)のギアナ役でデビュー。その後もドラマシリーズ「スイート・ライフ」(2006年)やマイリー・サイラス主演の「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」シリーズ(2007-2008年)など、ディズニー・チャンネルの人気作に続々と登場し、知名度を上げていく。2007年には初主演ドラマ「ウェイバリー通りのウィザードたち」にて、主人公の一人アレックス・ルッソ役で一気に大ブレイクを果たした。
同作をきっかけにティーンエイジャーにとっての憧れのスターとして熱狂的なファン層を獲得した彼女は、2008年には歌手としてデビュー。また、同じくティーンから多くの支持を得ていたソロシンガーのジャスティン・ビーバーとの交際も話題となった。
20代に突入したセレーナは、ヴァネッサ・ハジェンズらと共演した映画「スプリング・ブレイカーズ」(2012年)で、危険で過激なバカンスを繰り広げる大学生フェイス役を務めた。地方から現実逃避で訪れた米・フロリダのリゾートタウンで、ビキニ姿になりながらパーティーざんまいの大学生を演じたことで、“アイドル俳優”のような存在だった彼女のイメージを一気に覆し、新たな一面を見せた。
2013年にはソロ名義として初となるアルバム『スターズ・ダンス』をリリースし、ビルボードのアルバムチャート(Billboard 200)で1位を獲得。順風満帆なキャリアを積み上げていったように思えたが、2010年代後半に入ると、難病のループスやメンタルの不調により入退院を繰り返すなどで休業することも多く見受けられた。
久々のレギュラードラマ出演で、ベテラン俳優陣と共演
幼い頃からきらびやかなハリウッドの最前線を走り続けてきた彼女だが、同時に多くのバッシング被害に遭うなど苦しんだ経験も多かったという。そんな自身の経験から現在はメンタルヘルスの啓発活動にも努めているセレーナは、メンタルヘルスをサポートするプラットフォーム「ワンダーマインド」を2022年に創設し、同じ悩みを抱える人を支えるコミュニティ作りに取り組む活動を始めた。
一方、歌手としては2020年に約4年ぶりとなるアルバム『レア』をリリースし、同年にはガールズグループ・BLACKPINKとのコラボ曲「Ice Cream」をリリースするなど、多方面で才能を発揮し続ける。
そんな彼女が出演するドラマシリーズ「マーダーズ・イン・ビルディング」は2021年から放送スタートしたミステリー・コメディー。ニューヨークにある高級マンション=アルコニアに住む“実録犯罪番組マニア”のチャールズ(スティーブ・マーティン)、オリバー(マーティン・ショート)、メイベル(セレーナ・ゴメス)の3人組が、マンション内で毎度のごとく発生する殺人事件の謎に迫る。セレーナにとっては初主演ドラマ「ウェイバリー通りのウィザードたち」以来8年ぶりの主演作(シーズン1当時)で、劇中ではコメディータッチの演技を披露するなど新たな魅力を発揮している。
シーズン4では、前シリーズのラストで起こった事件を調査するため、ロサンゼルスへ向かい、3人の大事な友人の命を奪ったのは誰なのか、事件の真相に迫る。
「マーダーズ・イン・ビルディング」のシーズン4(全10話)は、8月27日(火)より毎週火曜に1話ずつディズニープラスのスターで独占配信される。
◆文=suzuki
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/only-murders-in-the-building
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