コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は立ち飲み屋のおじさんとの出会いをきっかけに描かれた、心に響く人生の教訓漫画『立ち飲み屋のおじさんが教えてくれたこと 立ち飲み屋のおじさんの一言 』をピックアップ。
作者のおたみさんが8月11日に本作第1話をX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、いいね数6,600以上の「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、おたみさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについてを語ってもらった。
おじさんとの偶然の出会いから学んだ人生の教え
主人公は、ふと立ち寄った立ち飲み屋で偶然隣り合わせたおじさん。おじさんが語る言葉には、驚くほどシンプルでありながら、思わずハッとさせられる深い人生の知恵が詰まっていた。仕事での悩みや、友達との人間関係、さらには人を褒めるちょっとしたコツまで、おじさんのアドバイスはどれも実生活に役立つものばかり。
時が経つにつれ、おじさんとの出会いから学んだことが積み重なっていくのだがー。
物語を読んだ人たちからは「チャレンジに苦難はつきもの」「今おじさんのこの言葉に救われました」「だから、どっちを選んでも後悔しないんですよね」「おじさん本当いいわぁ」など、反響の声が寄せられている。
酒場で出会ったおじさんの一言が漫画になった理由とは
――『立ち飲み屋のおじさんが教えてくれたこと 立ち飲み屋のおじさんの一言』を創作したきっかけや理由があれば教えてください。
普段、僕はギャグ漫画を描いているのですが、数年前、立ち飲み屋で出会ったおじさんの台詞が心に刺さって救われたので、シェアしたいな、と思い1コマ漫画にしてツイートしました。
思いのほか反響があったので、おじさんの言葉を1コマ漫画にして発信するようになりました。
――キャラクターはどのように生み出されたのか教えてください。
おじさんの顔は、ほぼご本人の似顔絵でそのまま描いています。
おじさんはよく酎ハイを飲んでいて、勿論ずっとグラスを持っているわけではないのですが、漫画的に「グラスを持ってた方がわかりやすいかな」と毎回お酒を持ったポーズを描いています。
――作画の際にこだわっている点や「ここを見てほしい」というポイントがあれば、理由と共にお教えください。
おじさんの表情にこだわっているので、そこを見ていただけたら嬉しいです。おじさんは飲酒で頬が赤くなっていることが多く、そこも描写しています。お酒の席の言葉はお互い水に流すのがいいのかな、と思っているのですが、そこを頬の紅潮で表現しているつもりです。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
おじさんの言ってくれた「決断ってのは、した後に自分で正解に持ってくんだ」という言葉は、お酒を飲んでいたせいもあってジーンと染みました(笑)
悩み、決断、現在、が分断ではなく地続きで、自分で正解の方向へ動かすものなんだ、と思いました。
――一から世界観を創り上げ物語を展開していくうえでこだわっている点や特に意識している点を教えてください。
創作漫画にしてもエッセイ漫画にしても、自分の考えた物語や体験したことを読んでくださる方にそのまま感じてもらうことは難しくて工夫がいるなぁ、と思っています。
日常漫画で飽きさせない描き方を心掛けたいな、と常々思っています。
――今後の展望や目標がありましたら教えてください。
ずっと続けて描いていて、気づいたら「あ、少し上手くなってた」というのが日々の目標で楽しみです。
これから先もそうだといいな、と思っています。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも僕なんかの漫画を読んでくださってありがとうございます。コメントやいいね、リポスト等がとても励みになっています。感謝しています。