浅香航大コメント
――オクトー2が決定したと聞いた時の率直な気持ちをお聞かせください
Season1 を撮影している時は必死で余裕がなかったのですが、今作に繋がって純粋にうれしかったです。また、Season2 にも参加させていただけることは本当にありがたいですし、視聴者のみなさんに楽しんでいただけるよう期待に応えたいです。
――浅香さん演じる風早涼の役どころと、演じる上で意識している部分を教えてください
僕の演じる風早は前作から2年が経ち、警視庁捜査一課八係の係長という立場です。班をまとめ、支えていくポジションになり、自分自身の年齢と重なるところもあります。
その班で見せる顔や、Season1から築いてきた心野との信頼関係が見える場面、後輩を見守りながら過去の自分と重ねる姿など、さまざまな一面をご覧いただけると思います。係長になり成長しようともがいている姿も含め、涼を演じる上で多面性と緩急を意識して演じています。
――新たに朱梨のバディとなる滝沢ですが、影山さんの印象は?
今まで風早と朱梨のバディだったところが、朱梨と滝沢2人が並んで取り調べをして、今回は僕が見守る立場というのがとても新鮮です。影山さんは非常に聡明な方で、滝沢という役にぴったりだと思っています。
――朱梨は感情の色が見える特殊能力がありますが、もしご自身に特殊能力があったらどんな能力が欲しいですか?
自然がすごく好きなので、植物の声が聞けたらなといつも思っています。家に観葉植物もありますし、登山で山に行ったときに木々の声が聞こえる能力が欲しいです。
――視聴者の皆様へメッセージをお願いいたします
Season1と同様にSeason2も取り扱われている事件は、現代社会と関連性の強いテーマが多く取り扱われています。すごく人の感情に寄り添ったドラマとなっていて、改めて面白いなと思ったのは「感情とは何なのか」ということです。
主人公の朱梨のように感情が色で見ることができたらわかるけど、多くの人は感情は目に見えないものなので、改めて「感情」について考えさせられました。報道されることのない犯人の感情をもとに事件の真相を解き明かしていく、今までにない刑事ドラマになっています。
普段のニュースの見方が変わるような、そんなきっかけになれば嬉しいです。最後まで目を離せない展開が待っていますので是非 1 話からご期待ください!
プロデューサーコメント
――オクトー2制作にあたって
2年前、犯人探しやトリック解明ではなく、犯人がなぜ罪を犯したのかという動機とその動機の奥にある感情に寄り添った刑事ドラマを作りたいと思い、オクトーを企画しました。
そのきっかけになったのは、ニュースで流れる表面上は凄惨だったり、陰湿な事件をさらに調べてみると必ずニュースでは報じられることのない動機となる感情があり、その感情の起点(殺意)は憎しみだけでなく、誰もが持ちうる愛や期待など、ポジティブなことを究極に突き詰めて生まれるものなんだ、と知った時でした。
そして2年たった今。以前に増して眼を背けたくなる犯罪に溢れ、社会全体が不安に包まれています。そんな今だからこそ、改めてオクトーを通して、そういった一見なぜそんな犯行に及んだのか理解できない事件を“自分ももしかしたらこうなるのかも...”と身近に感じてもらえるきっかけになってもらえたらと思っています。
――出演者について
飯豊まりえさんとはシーズン2が決まる前から、「もしシーズン2やるならこういう設定はどうか?」など定期的に話をしていたので、シーズン2に関しては特に企画者として一緒に生み出した思いが強いですし、そこまで向き合って頂いたからこそシーズン2が出来ることになったと思っているので感謝しかないです。今回も心野朱梨を演じるのは心身共に大変な役だと思いますが、ラストまで心野朱梨を何卒よろしくお願いいたします!
シーズン2では、心野朱梨に新たに後輩のバディをつけたくて、そのイメージが“正義感が強くて、でも心野朱梨や様々な犯罪者の感情と出会い、自分が持っていた正義感に疑問を持ったり悩んだりする、視聴者の目線に一番近い存在”でした。
そんな時にある分野のスペシャリストの方々と話される影山優佳さんをお見掛けして、しっかり自分の考えをお持ちで、かつそれを言語化できるにも拘らず、周りの意見も貪欲に吸収しようとする後輩力がまさにイメージしていた後輩バディにあまりにもピッタリですぐにオファーさせていただきました。
実際に影山優佳さんはお芝居においても毎シーン毎シーン、そのシーンだからこその自分なりのプランをしっかり持って臨んでくれて、でもその考えに固執することなく、監督や飯豊さんの意見も貪欲に聞いて成長しようとする姿勢がとても印象的です。
浅香航大さんとはシーズン1の撮影の時からオクトーのことだけでなく、お互いのこれからのことに関しても色々話したりしていたので、2年ぶりにまたご一緒することになり、私の成長した姿を浅香さんに見せないといけないというのが正直な思いでした。
多分、浅香さんも同じ思いを持ってくれていたようで、かなりの意気込みで撮影に臨んで頂いているのを現場でひしひしと感じています。そういう意味で今回、心野朱梨の上司になった風早涼の存在にも注目していただきたいです。
――意気込みと視聴者へのメッセージ
毎話描かれる今を切り取ったようなセンセーションな事件で描かれる意外な感情だけでなく、シーズン2では新たに凶器に残った犯人の感情を見ることができるタイ人の殺人容疑者が登場します。国を超えた感情捜査のバトルに加えて、その先に誰も予想だにしない衝撃の展開もご用意しておりますので、第一話のファーストシーンから最終話のラストシーンまで是非是非お楽しみください!