TVアニメ「逃げ上手の若君」(毎週土曜深夜11:30-0:00ほか、TOKYO MXほか/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Leminoほかで配信)の第七回が8月17日に放送された。小笠原貞宗の不穏な動きを察知し、諏訪領の北端にある村を偵察で訪れた逃若党。そこで北条時行たちは、二刀使いの少年・吹雪と出会う。放送後はそのギャップのあるキャラクターを愛でる視聴者の声が多く挙がった。(以下、ネタバレを含みます)
「逃げ上手の若君」
本作は、「魔人探偵脳噛ネウロ」「暗殺教室」で知られる松井優征が週刊少年ジャンプ(集英社)にて連載中の歴史スペクタル漫画を原作としたTVアニメ。鎌倉幕府滅亡の後、北条家の生き残りである主人公の北条時行が動乱の世を駆け抜ける姿を描く冒険譚だ。
アニメーション制作は「SPY×FAMILY」や「ぼっち・ざ・ろっく!」などを手掛けるCloverWorks、監督は「ワンダーエッグ・プライオリティ」で副監督を務めた山崎雄太、シリーズ構成は「その着せ替え人形は恋をする」の冨田頼子、キャラクターデザインは「劇場版ポケットモンスター ココ」で総作画監督を務めた西谷泰史が担当。奇才の製作陣が、美麗かつ迫力のある映像で歴史の一片を紡ぐ。
時行を温かく見守ってくれる家族のような存在
鎌倉幕府滅亡から半年、諏訪で初めての新年を迎えた北条時行(CV:結川あさき)。郎党の弧次郎(CV:日野まり)たちに目隠しをされて連れて行かれたのは、全面に氷が張った諏訪湖だった。そこで時行たちがアイスホッケーやワカサギ釣りをして冬を満喫する光景は微笑ましく、平和そのもの。しかし、その頃、小笠原貞宗(CV:青山穣)がかつて悪党として恐れられた武士・瘴奸(CV:東地宏樹)に命じて諏訪の領土を奪おうとしていた。
その頃、諏訪領・北の国境付近にて、小笠原の不穏な動きを察知した諏訪頼重(CV:中村悠一)たち。あいにく腕利の偵察は出払っており、時行は“逃若党”による偵察を提案する。だが、いつもは無茶振りする頼重だけが猛反対。実のところ、頼重には稀に一切未来が見えない時期があり、それがこのタイミングで訪れてしまった。
何が起きるか分からない中で時行を偵察に行かせるのが心配な頼重は、諏訪大社を出発した一行の跡をつける。けれど、近くでじっと時行たちを見たり、差し入れをしたりするのでみんなにはバレバレ。その姿はまるで過保護な父親で、娘の雫(CV:矢野妃菜喜)は呆れるが、時行は自分を心配してくれている人がいるという事実が嬉しかった。
その後も微笑ましい展開が続く。諏訪領の北端にある村にたどり着いた時行たち。諏訪領とはいえ、情報があまりないため、諏訪大社の使いとして村の人たちに早速聞き込みを開始しようとするが、そんな彼らの前に二刀使いの少年が立ちはだかる。
さらには松明を持った者たちが周りを取り囲んでおり、風間玄蕃(CV:悠木碧)はすでにこの村が敵方に堕ちているとみて撤退を試みるが、負けじと少年に立ち向かっていく弧次郎と亜也子(CV:鈴代紗弓)。その姿を見て、時行は二人が以前よりも格段に強くなっていることを確信するのだった。
足利尊氏(CV:小西克幸)をはじめとする怪物の前で時行の逃げ上手は絶対ではなく、「どんな敵からも主君の命を護れるように油断なく成長を続ける侍であれ」と頼重に言われた弧次郎と亜也子たちは人知れず鍛錬を重ねてきたのだ。
時行も強くなったつもりでいたが、二人が訓練で手加減してくれていたことに気づき、顔を赤らめる。どちらも時行と年は同じだが、頼れる姉と兄のよう。時行は尊氏の裏切りで親族や家臣を失ったが、今はもう家族のような存在がいてくれるから孤独じゃない。
▼ABEMAで「逃げ上手の若君」を見る
https://abema.tv/video/title/26-227
▼Disney+で「逃げ上手の若君」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/the-elusive-samurai
▼FODで「逃げ上手の若君」を見る
https://fod.fujitv.co.jp/title/00nf/
▼Huluで「逃げ上手の若君」を見る
https://www.hulu.jp/the-elusive-samurai
▼Leminoで「逃げ上手の若君」を見る
「逃げ上手の若君」視聴ページ