東京・秋葉原のAKB48劇場の老朽化による全面リニューアル工事に伴う休館期間中に、全国20カ所を巡る「AKB48劇場工事中出張公演」が9月2日、神奈川県・かながわアートホールで初日を迎えた。
村山彩希「AKB48の曲をまた聞きたいなと思っていただけたら」
「AKB48劇場工事中出張公演」初日の演目は、2月に初日を迎えた『村山彩希プロデュース「今日は誰に恋をする?」公演』の出張公演スペシャルバージョン。「Overture」から熱い声援に包まれたメンバー16人全員がステージに登場し、「今日は誰に恋をする?」公演のオリジナル衣装に身を包み「ロマンス、イラネ」で勢いよくスタートした。
神奈川県出身でこの公演のプロデュースを手掛けた村山は「出張公演ぽくないセットリストなんですよ。だから知らない曲も本当にめちゃめちゃあると思うんですけど出張公演特別バージョンということで曲も追加したり、あまり披露されてこなかった曲もぜひ好きになっていただいてAKB48の曲をまた聞きたいなと思っていただけたらうれしいなと思います!」と呼びかけた。
倉野尾成美「劇場がリニューアルしたら見に行きたい!と思ってもらえるきっかけに」
ユニットパートでは、岩立沙穂、大盛真歩、倉野尾成美による「クサイモノだらけ」や、田口愛佳、永野芹佳、山崎空、村山による「一人想い」など4曲を披露。中盤では、スペシャルバージョン限定のAKB48名曲メドレーとして「重力シンパシー」「大声ダイヤモンド」「恋するフォーチュンクッキー」の3曲を立て続けにパフォーマンスし、普段の劇場公演では披露していない、AKB48ならではのシングル曲に会場のボルテージは最高潮へ。
終演後、倉野尾は「サイズ感とか劇場のような雰囲気だけど、劇場よりも全体が見渡せる会場でファンの方の応援や反応が目に見えてわかったのですごくうれしかったです!」とこの日の公演を振り返り、「AKB48全体で出張公演全国20カ所まわらせていただくので、なかなか秋葉原に来れない全国のファンの方にもいつも私たちが秋葉原で魅せているAKB48をお届けして、“劇場がリニューアルしたら見に行きたい!”と思ってもらえるきっかけになったらいいなと思います!頑張ります!」と残りの19公演に向けて意気込みを語った。