中沢元紀と小林虎之介がW主演を務めるドラマNEXT「ひだまりが聴こえる」(毎週水曜深夜0:30-1:00、テレ東系)の第9話が8月28日に放送された。太一(小林)が手話を扱うビジネスを行う犀(池田良)に、航平(中沢)のことを思い出しながら熱く話す様子が描かれ、見ている方も胸が熱くなった。(以下、作品のネタバレを含みます)
不器用な二人の心を繊細に描いたヒューマンラブストーリー
本作は、文乃ゆきによる同名コミックが原作。難聴によっていつしか人と距離を置くことが当たり前になってしまった大学生の杉原航平(中沢)と、明るく真っすぐな性格の同級生・佐川太一(小林)が、聴覚に障がいのある生徒に講義内容をリアルタイムで伝えるボランティア“ノートテイク”によってつながっていく姿を描く、切なくもはかないヒューマンラブストーリー。
また、太一の友人・横山智紀(通称:ヨコ)を宇佐卓真、同じく太一の友人・安田哲(通称:ヤス)を夏生大湖、料理教室の先生である航平の母・杉原涼子を西田尚美、太一の祖父・佐川源治をでんでんが演じる。
太一は難聴の航平のノートテイカーとなる
大学生の杉原航平は、中学の頃に突発性難聴を発症して以来、人と距離を置くことが当たり前になっていた。ひょんなことで彼と出会った同級生の佐川太一は、聴覚障がいのある生徒に講義内容をリアルタイムで伝えるボランティア“ノートテイク”に自ら名乗り出て、1回につきお弁当1個を条件に航平のノートテイカーとなる。
ある日の昼休み、太一は航平が資格の勉強を始めていることを知る。さらに、ヤスや太一と同年代の人たちも少しずつ進路を考え始めている中、太一は自分がやりたいことが見つからず漠然とした不安を抱えていた。
そんな時、道端で大きな荷物を持った男・犀清史郎と太一はぶつかってしまう。地面に散らばった犀の荷物の中には「手話」の本があった。