「演技大賞」を獲得した主演作「チェックメイト!」
シリアス、サスペンス、時代劇と幅広いジャンルをこなす実力派俳優へと成長したドンウクだが、彼の魅力が最大限発揮されるジャンルといえばやっぱりコメディー。
「コーヒープリンス1号店」での演技はもちろん、主演映画「私たちの偽装結婚」(2019年)ではコ・ソンヒを相手役に、親の財産をもらうために“偽装結婚”を企てた主人公をチャーミングに演じ、ラブコメとの抜群の相性の良さをあらためて証明してみせた。
主演したコメディードラマ「チェックメイト!~正義の番人~」(2019年)では、理不尽なパワハラや不当なブラック労働から弱者を守る熱血労働監督官チョ・ジンガブを演じ、豪快な一本背負いアクションも披露。常識破りでアクの強めなヒーローぶりで視聴者を熱狂させた。
ブラック企業に乗り込んでは吠えまくり、保身しか考えない経営者たちに“目には目を、歯には歯を”とばかり正義の鉄槌を浴びせるジンガブのスカッと爽快な活躍ぶりを、ドンウクがハイテンションに熱演。いかにも人の良さそうなスマイルに加え、ここぞというときに繰り出すウインクもチャーミングで、ドンウクはこの年「MBC演技大賞」で大賞を受賞した。
キム・ドンウクの真骨頂!新たなコメディー
最新作「ソウル・バスターズ」は、そんなドンウクにとって「チェックメイト!」以来となるコメディー色全開の作品だ。演じるトンバン・ユビンは賢く頭が切れるものの、頭が良過ぎるためか、どこか理解不能なキャラクター。戦隊風のティザービジュアルでは、トンバン・ユビンが“赤”。センターに仁王立ちになり、無表情で両手を高く挙げるドンウクを見るだけでも、ユビンがかなり個性的なキャラクターであることが想像できる。
公開されている予告動画でも、健康器具で逆さにひっくり返った署長に無表情で淡々と応じ、興味なさそうに「みんな魅力的だ」と言い放つなど、つかみどころのない人物のようだ。この一風変わったエリート班長が、検挙率全国最下位での協調性ゼロの面々を最強のワンチームへと導いていくというのだから、作品への期待が高まる。
プライベートでは2023年に満40歳を迎え、結婚も発表したドンウク。8月にはInstagramを開設したばかり。パク・ジファンやソ・ヒョヌ、パク・セワン、イ・スンウら「ソウル・バスターズ」チームのオフショットや、プライベートの写真をアップし、ファンを喜ばせている。
「ソウル・バスターズ」は「コーヒープリンス1号店」時代から変わらない愛嬌たっぷりのキャラクター造形で視聴者に愛されるドンウクのコメディー演技がたっぷり楽しめる作品となりそうだ。
「ソウル・バスターズ」(全20話/初回4話、以降毎週水曜2話ずつ、最終回4話)は、ディズニープラスのスターで独占配信。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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