“素”に戻れる瞬間は、大切な友人たちと過ごす時間
――今回の写真集は“23歳の素を詰め込んだ一冊”とのことですが、仲良くなっていくうちに周囲の方から意外がられる樋口さんの素顔を教えてください。
「意外と繊細だね」って言われます。僕ってめっちゃ大雑把に見えませんか? 綱(啓永)くんや、日向(亘)、拳ちゃん(前田拳太郎)に聞いてもらえればよく分かると思います(笑)。
みんなと会う時って本当に楽しいんですけど、初対面のときは“この人はどんな人なんだろう”“何が好きなのかな~”とか、表には出さないけれど実はいろんなことを考えていたりするんです。
そしたら、会っていくうちに、みんなから「幸平って意外といろんなこと考えているよね」って言われるようになりました(笑)。
――最後に、多忙な樋口さんが“素”に戻れる瞬間を教えてください。
友人とサウナにいるときや、一緒にご飯を食べているときですね。僕、人がすごく好きで、話すことも大好きなんですけど、この仕事をしていることもあってか、交友関係は“狭く・深く”というタイプなんです。
今、一緒にいる友人には完全に心を許しているので、全く気を遣わない関係性の人ばかりなんです。もちろん、“親しき中にも礼儀あり”という言葉通り、最低限の礼儀やマナーは大切にしているのですが、信頼している友人ばかりなので、全ての素をさらけ出していると思います(笑)。
夜遅くまで仕事をしていて、身体的にどれだけ疲れていても、友人たちに会えると疲れるどころかむしろ復活するので、つい会いたくなっちゃうんですよ。そういう人たちが近くにいてくれるのはありがたいですし、僕は本当に恵まれているなと思います。
撮影=友野雄/取材・文=たくあんとほたて