ハーレイ・クインやデッドショットといったDCコミックスを代表するヴィラン(悪役)たちで構成される特殊部隊スーサイド・スクワッドが、剣と魔法の異世界で大暴れする「異世界スーサイド・スクワッド」(毎週金曜深夜0:30-1:00ほか、TOKYO MXほか/ABEMA・Prime Video・FOD・Huluほかで配信)。ワーナー ブラザース ジャパンが仕掛ける日本発の完全新作オリジナルアニメで、DCコミックスのキャラと異世界ファンタジーの魅力が味わえる異文化交流なミクスチャー作品。最終回となる第10話では、スースクとリッチ(CV:田村ゆかり)陣営の総力戦の行方が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)
最終決戦なのにコメディ満載!? いつものスースクノリに安堵
最終話は、全話から引き続き、スーサイド・スクワッド(スースク)とリッチ軍との戦い。ハーレイ・クイン(CV:永瀬アンナ)とドラゴンのアーサーがエンチャントレス(CV:伊藤静)を追い詰め、デッドショット(CV:山口令悟)とセシル(CV:福島潤)が街中のアンデッドたちを相手取り奮戦。さらにクレイフェイス(CV:福山潤)とリック・フラッグ(CV:八代拓)はエンチャントレスの本体の救出を試み、キング・シャーク(CV:木村昴)とピースメイカー(CV:子安武人)がキラークロック(CV:木内太郎)とリヴァイアサンとの水中戦の真っ最中という状況。最初に決着が付いたのは、キング・シャークたち。キラークロックがピンチに陥ったリヴァイアサンを侮辱したことでリヴァイアサンの怒りを買い、無残にも食べられてしまうのだった。
序盤、4組に別れて戦闘を行うスースクたちのそれぞれの戦いが描かれたが、やはり注目はキング・シャークたち。唯一水中で呼吸ができないピースメイカーは、水中戦では分が悪いのは明らかだが、どんな手を使ったのか、リヴァイアサンを陸に引っ張り上げることに成功。さらにエラに手を突っ込むという凶行に及ぶ。これには、ずっとイケイケだったキラークロックも「いくらなんでも魚に対してそりゃねえだろうが! 悪魔か〜!!」ともっともな訴え。しかし、自らが信じる平和のためなら手段を選ばないピースメイカーにそんな理屈が通るはずもなく、結果的に惨敗してしまう。第7話で、洗脳されていたエルフを容赦無く拷問したピースメイカーだが、今回も改めてその非道さを見せつけてくれた。またクレイフェイスとリックの逃走シーンも終始コメディに徹していて、最後の最後までスースクらしい戦いが描かれていて面白い。これにはSNS上でも「これはひどいwww」「扱いが雑すぎるだろw」などの声が挙がっていた。
変身シーンからのスースク無双!
囚われていた本体が戻り、リッチの命令に従う必要がなくなったエンチャントレスは、一時的にハーレイたちと共闘することに。さらにデッドショットが、戦線離脱したセシルの「英雄の鎧」をスースクたちに配ったことで、彼らは魔法の力を手にしてパワーアップ。アンデッドたちを蹴散らし、リッチも倒せるかと思ったのもつかの間、リッチの攻撃の破壊力は凄まじく、逃げ回るので精一杯。そんななか、ハーレイとリックはアーサーとともにフィオネ(CV:上田麗奈)のいる王城へと墜落し、ひょんな形で再会を果たすのだった。
ここでは、「伝説の武具」を身につけてパワーアップしたスースクたちの無双っぷりが見どころ。それぞれが究極進化を遂げる変身シーンもキマっており、そこからのバトルシーンは最終決戦にふさわしいド派手なアクションの連続だ。魔法の力が加わったことで、これまでとはバトルスタイルが変化しているのも新しく、まさにクレイフェイスが言うように、「これが!! 異世界の!! 力だ!!」を体現したシーンに仕上がっている。
▼ABEMAで「異世界スーサイド・スクワッド」を見る
https://abema.tv/video/title/199-58
▼FODで「異世界スーサイド・スクワッド」を見る
https://fod.fujitv.co.jp/title/101a/
▼Huluで「異世界スーサイド・スクワッド」を見る
https://www.hulu.jp/suicide-squad-isekai
小学館集英社プロダクション
発売日: 2016/06/15
小学館集英社プロダクション
発売日: 2014/08/27