最愛の娘との再会のため、女囚人たち独自の社会の中で生き抜くことを決めたビー
シーズン1では、主人公のビーが、虐待を続ける夫への殺人未遂の容疑で、ウェントワース女子刑務所に収監されてしまう。最愛の娘・デビー(ジョージア・フラッド)と再会することだけを励みに、外の世界の常識が一切通用しない女囚たち独自の社会の中で生き抜くことを決めるビー。しかし、刑務所長のメグ(キャサリン・マクレメンツ)が何者かに殺され、血まみれで現場にいたビーは殺害容疑をかけられてしまう――。
シーズン2では、ジャックスに代わってフランキーが新たなボスとなり、麻薬取引が横行。ウェントワースの風紀を正すため、新たな看守長にジョアン(パメラ・レーブ)が就任し、囚人たちを厳しく支配し始める。そんな中、大切なものを失い自暴自棄になったビーは薬を乱用するように…。ビーを心配するリズは、「新たな生きがいを見つけてはどうか」と言葉をかけるのだが――。
シーズン3では、ウェントワースのボスになったビーが、ジャックスの息子・ブレイデン(リーフ・アイルランド)を殺害した罪で無期懲役となる。看守長のジョアンによる厳格なルールによって囚人たちに不満が募り、ボスとして対応を求められるビー。そんな中、ビーを崇拝しているという、女性だけで構成された自警団グループ“レッド・ライト・ハンド”のリーダー・カズ(タミー・マッキントッシュ)がウェントワースに面会に訪れる――。
シーズン4では、火災に見舞われたウェントワースに囚人たちが戻ってくる。看守長のジョアンはこれまでの悪事が明るみに出たことにより逮捕され、ヴェラ(ケイト・アトキンソン)が新しい看守長に就任。一方、カズはビーに裏切られたことで恨みを抱いていた。そんな中、ジョアンは自ら志願して囚人としてウェントワースに収監されることとなり、囚人たちに影で働きかけて暗躍し始める――。
目まぐるしく状況が変わる権力抗争の中、人生をかけた復讐劇が繰り広げられる
シーズン5では、カズが新たなボスに就任し、アリー(ケイト・ジェンキンソン)はビーの敵討ちに燃えていた。ジョアンへの復讐の機会をうかがっていたアリーだったが、カズは“非暴力”という新たなルールを掲げ、破った囚人たちを厳しく処罰していく。一方、仮出所していたフランキーは、刑務所に入るきっかけとなった暴行事件の被害者・マイク(フェリックス・ウィリアムソン)と再会していた――。
シーズン6では、脱獄して全国に指名手配されたフランキーが、追手を逃れながら無実を証明するために奔走。ウェントワースでは、ジョアンにそそのかされて自分を裏切ったジェイク(バーナード・カリー)のことを許せないヴェラが、復讐のためにジェイクの悪事の証拠探しを始めていた――。
シーズン7では、シーズン6で新たに加わったリタ(リア・パーセル)の結婚式当日に、結婚相手が襲撃される。カズと手を組み、襲撃事件の黒幕を殺そうと決意するリタだったが、新たに囚人としてやってきたナレル(モルガナ・オライリー)に弱みを握られてしまう――。
ファイナルシーズンとなるシーズン8では、新たな囚人として、ウェントワースの元ボスだったルー(ケイト・ボックス)と、パートナーのレブ(ゾーイ・テアレイクス)がやって来る。新しくボスになったアリーとルーの間に微妙な空気が流れる中、ヴェラが復職。一方、死んだと思われていたジョアンは復讐のチャンスをうかがっていた――。
手に汗握る抗争が繰り広げられる本作は、動画配信サービス「Hulu」にてシーズン1~8まで配信中。
KADOKAWA / 角川書店