大人気シリーズ「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」のスピンオフ第3弾「NCIS:ハワイ」は、美しい楽園の島ハワイを舞台に、フランチャイズ初となる女性司令官ジェーン・テナント(ヴァネッサ・ラシェイ)率いるチームのメンバーたちが、軍関係者や国の安全を守るため難事件に立ち向かう犯罪捜査ドラマだ。本記事では、そんな本作のあらすじや見どころを紹介していく。
ハワイの美しいビーチや雄大な山々の中で難事件の解決に奔走する
本作は、ロサンゼルスを舞台にした「NCIS: LA ~極秘潜入捜査班~」、ニューオーリンズを舞台にした「NCIS:ニューオーリンズ」に続く、「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」のスピンオフシリーズ第3弾。アメリカで2021年9月にCBSで放送された第1話は、大人気シリーズのスピンオフとあって、同日に放送された3作品の中で最も多くの視聴者数(658万人)を記録した。
そんな本作は、「NCIS:ニューオーリンズ」で新しいキャラクターを登場させるためショーランナーたちが構想を練っている際に出たアイデアがきっかけとなり生まれた作品だという。彼らは「ハワイはロケ地として最適なだけでなく、フランチャイズのユニークな特質でもある、海軍関連の事件に対峙するというテーマとも完璧に融合していた」と語っている。各話に登場するハワイの美しいビーチや雄大な山々の風景は本作の見どころの一つだ。
また、「新スタートレック」でジョーディ・ラ=フォージを演じ、俳優兼監督として活躍するレヴァー・バートンがメガホンを取ったエピソードにも注目。レヴァーは「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」や「NCIS:ニューオーリンズ」のエピソードでも監督を務めており、シーズン1の第12話「スパイ(前編)」や、シーズン2の第4話「霊が棲む森」、第18話「必ず家族の元へ」などのエピソードでは“NCISワールド”を熟知した彼がメガホンを取っている。
ミス・ティーンUSA優勝のヴァネッサ・ラシェイが初の女性リーダーを熱演
本作が人気を博した理由の一つとして、フランチャイズ初の女性リーダーであるジェーンを演じたヴァネッサ・ラシェイの存在があげられるだろう。1998年にミス・ティーンUSAで優勝したヴァネッサは、MTVのホストや情報バラエティ番組の特派員などを経てテレビシリーズ「ママと恋に落ちるまで」「CSI:ニューヨーク」「HAWAII FIVE-0」などへのゲスト出演を重ね、ジェーン役に抜擢された。組織の逆風に屈することなく、2人の子供を育てながらリーダーとしてチームを率いる頼もしいジェーン。ヴァネッサは以前インタビューにて「ジェーン・テナントは私の人生と似ている部分がある」と語っており、彼女自身も3人の子供を育てながら家庭と仕事をやりくりしているそう。そんな彼女の経験が、ジェーンという役柄でどのような化学反応を見せるのか注目したい。
そして、ジェーンの下で捜査にあたるメンバーも粒ぞろいだ。オアフ島東海岸の町ワイマナロで生まれ育ったカイ・ホルマンは、海兵隊に入隊するためにハワイを離れるが、父親が倒れたことを知りNCISパールハーバー支局へ転属してくる。そんなカイを演じるのは、マオリ人、サモア人、ニウエ人の祖先を持つアレックス・タラントだ。ディスレクシアという読み書きに難がある学習障害を抱えながら、自らに合った学習方法を模索してセリフを覚え、見事に役を演じきった彼の前向きな姿が、頑固で実直なカイの姿と重なる。
NCISパールハーバー支局の副司令官、ジェシー・ブーンを演じるのは、ドルチェ&ガッバーナのモデルとしてファッション業界での地位を築いたノア・ミルズだ。モデル出身の彼にとって、早朝からジャングルでの撮影を行う過酷なスケジュールは肉体的に苦しいものだったようで、「まるで軍隊みたいだった」と苦笑混じりに振り返っている。一方で、集団行動によりチームの結びつきがより深まり、人間的にも成長できたという。そんなノアの変化は、副司令官を務めるジェシーのキャラにも色濃く反映されている。
ほかにも、NCISパールハーバー支局で最も若く、学習能力も戦闘能力も高いルーシー・タラをヨルダン・パレスチナ人とフィリピン人の祖先を持ち、本作が俳優デビュー作となるヤスミン・アル=ブスタミが、NCISパールハーバー支局のサイバー情報スペシャリストのアーニー・マリクをレバノン系アメリカ人で、ブロードウェイミュージカル「コンタクト」でドラマ・デスク賞の演劇助演男優賞にノミネートされたジェイソン・アントゥーンが演じている。
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