SixTONES松村北斗は“最も信頼する俳優” 新海誠監督アニメ「秒速5センチメートル」が実写映画化
新海誠監督が手がけた劇場アニメーション「秒速5センチメートル」(2007年公開)を原作とした実写映画の制作が決定。主演は、新海監督作品「すずめの戸締まり」にも参加したSixTONES・松村北斗が務める。松村は本作が映画初単独主演。実写映画では、奥山由之氏が監督を務め、脚本を鈴木史子氏が担当。新海監督との意見交換なども経て作られた脚本をもとに、約2時間の長編映画として制作される。
新海誠監督作品初の実写化 「秒速5センチメートル」
劇場アニメーション「秒速5センチメートル」は、「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」に続く、新海監督の3作目の商業公開作品。主人公の小中学生時代、高校生時代、会社員時代を3つの短編が全63分の連作形式で描かれている。
物語の主人公は遠野貴樹。小学生の頃に出会った転校生・篠原明里と心を通わせたみずみずしい日々、小学校の卒業と同時に離ればなれになり種子島で過ごした高校生活、東京でシステムエンジニアとして働きながら漠然とした閉塞感と焦燥感をかかえ過ごす30歳を手前にした青年期という18年間にわたる人生の旅が描かれる。
松村北斗が映画初の単独主演を務める
「すずめの戸締まり」ではオーディションで宗像草太役に選ばれた松村。本作への出演について新海監督は「最も信頼する俳優である松村北斗くんに主演を務めてもらえることにも、人生の不思議さを感じます」と語った。
松村は「僕自身、何度も見返してきた作品だからこそ、重責を日々感じています。この原作はたくさんの方の人生に深い影響を与えてきました。ファンの皆さんはそれぞれの解釈と世界を持っていて、僕もその一人です」と葛藤を明かしつつ、「新海さんから言っていただいた『北斗くんで見たいですね』というお言葉がこのチームで挑戦する理由をくれました」と明かした。