2024年シーズンのメジャーリーグベースボール(MLB)の日本人選手の活躍や試合の見どころをまとめた情報番組「MLB's ON FLEEK」#29が、ABEMAにて9月20日に放送され、大谷翔平選手や山本由伸投手が所属するロサンゼルス・ドジャースの2024年シーズンの戦績をプレイバックした。
#29では
まずは開幕前の“ドジャース評”について、ゲストの野球解説者の杉谷拳士は「大型補強をしたメンバーを見たら、世界一にならなきゃいけないチーム。断トツの優勝候補だと思っていた」とふり返った上で、月別の勝敗成績を見ると、杉谷は「正直に言うと、物足りないです」と断言する。
大きく勝ち越しているにもかかわらず、辛口評価を下したことに対し、番組MCのさや香の石井は「十分なんちゃうん?って思うけど、そんなレベルじゃないんや」と驚きの声をあげると、杉谷は「今頃は優勝が決まっていると思っていたので……」とその理由を語る。
さや香の新山は「レギュラーシーズン全体では、ドジャースは何点ぐらい?」と深掘りすると、杉谷は「70点ぐらい。もっといい勝ち方があったんじゃないかな? 僕はぜったい100勝すると思っていたので……」とこぼす。
また、ドジャースに大激震が走った“主力の離脱”によって、7月に6年ぶりとなる月間負け越しを記録した。大谷選手の猛打爆発と好走塁が光るなかで、きびしい戦いを余儀なくされ、スタメンも大きく入れ替わり、大谷選手の打順は2番からトップバッターに変更となる。
この変化に、杉谷は「大谷選手への負担がものスゴくかかっていたと思う」とねぎらいながらも、「こんなに盗塁数が伸びるとは思わなかった。2番打者のままだったら、ここまで記録できなかった可能性がある」と続けて、「しかも、夏場は連戦続きで、体力的にもキツい時期。そんななかで盗塁を重ねていく“超人”ぶりはスゴい。出塁、長打、走力がそろった“最強の1番打者”が完成したと思った」と絶賛した。
「MLB算」
また、MLBにまつわる衝撃的な数字を公開する「MLB算」のコーナーでは、ホームゲームにおける平均観客動員数を紹介した。
2024年シーズン最多となる平均動員数は、ドジャースの48,474人に対し、最少となってしまったオークランド・アスレチックスは9,877人、さらにアスレチックスは平均動員数をMLBの球団のなかで唯一、1万人を切ってしまうという、ほろ苦いシーズンとなった。
観客動員数が激減してしまった理由のひとつとして、本拠地が現在のオークランドからラスベガスへ移転することに対し、ファンが応援をボイコットしていることをあげると、さや香の新山は「芸人も観客が少なかったら、テンションが下がるもんな」と相方の石井も、「お客さんの笑い声が小さいから、こっちの声がドンドンデカくなっていって、さらに悪循環」と苦笑いを浮かべると、新山は「ウソでも笑ってほしいです!」と訴えていた。
9月20日昼0:00~0:15 ABEMAにて放送
「MLB's ON FLEEK」