鈴木伸之が主演を務めるドラマ「バントマン」(毎週土曜夜11:40-0:35、フジテレビ系 /FODにて配信)。本作は、「誰かのスコアボードに幸せという名の得点を刻む」を信念に、犠牲を払って周囲をサポートする陰のヒーロー“バントマン”にスポットを当て描いていく、オリジナル記事ストーリー。このたび、鈴木にインタビューを実施し、役作りについてや、撮影中のエピソードなどについて語ってもらった。
野球選手役は「見た目から説得力を出したい」
――中日ドラゴンズのホームランバッターとして活躍するも戦力外通告を受けた主人公が、悩む人々のサポーターとして寄り添う姿を描くヒューマンドラマ。元プロ野球選手・柳澤大翔を鈴木が演じる。
僕自身、中学2年生まで真剣に野球をやっていたので、自分に野球を扱う作品の主役が務まるのかプレッシャーを感じつつ、ワクワクが止まらなかったです。ケガでやめてからバットを振る機会はなかったので、とにかく今はヒマさえあれば練習しています。
――現役時代のシーンは、実際に使用されている中日ドラゴンズのユニホームを着て、バンテリンドーム ナゴヤで撮影が行われた。
最初はドキドキしましたが、着ていると自然になじんできました(笑)。ただ、ユニホームが似合う体にならなければと思っていて。とりあえず食事量を増やして、本当に野球をしていたと思ってもらえるような体づくりをして、見た目から説得力を出したいです。
撮影は「マウンドさながらに声を掛け、励まし合っている」
――相次ぐケガとスランプが原因で戦力外通告を受けてしまう大翔。野球を忘れられない彼はトライアウトを受け、新たな球団を探す。
野球が好きで、とにかく真っ直ぐ。野球を忘れられない姿を見て、自分の仕事をここまで本気で好きと思えるのは素晴らしいと感じました。そんな彼が新たな出会いにより、どう変わっていくのか。温かく見守ってください。
――会社員になった大翔は、根鈴花(倉科カナ)らと共に、困っている社員にバントのように手を差し伸べ、次のステップに送り出す“バントマン”になっていく。
作戦会議のシーンはコミカルで面白いです。ただ野球用語を使用した会話劇で、ワンシーンが本当に長いんです。誰かが失敗すると「ドンマイ」など、マウンドさながらに声を掛け、励まし合っているのが特徴。1つのチームとして新たな絆が生まれています。