AKB48が9月29日、神奈川・KT Zepp Yokohamaで「AKB48 17期生昇格記念LIVE!新メンバー挨拶まわり ~私たち、AKB48です~」のツアーファイナルを開催。グループの未来を担う17期生以降の若手メンバー22人が出演し、彼女たちにとって初となる全国ツアーを完走した。
“思い出の会場”KT Zepp Yokohamaで迎えたツアーファイナル
2024年3月に開催したコンサートで正規メンバーに昇格したAKB48 17期生。その昇格を記念して、17期生以降の若手メンバーによる全国ツアー「AKB48 17期生昇格記念LIVE!新メンバー挨拶まわり ~私たち、AKB48です~」が7月にスタートし、これまで宮城、大阪、愛知、福岡の全国4都市を回ってきた。
そして、9月28日に17期生が初の単独コンサートを行った思い出の会場でもあるKT Zepp Yokohamaで神奈川公演の1日目を終了。9日29日にツアーファイナルとなる昼・夜2公演を行った。
ツアーファイナルは、17期生がお披露目や昇格が決まったステージなどの節目で披露してきた大切な楽曲「大声ダイヤモンド」でスタートし、「言い訳Maybe」といったアップテンポな3曲を立て続けに歌唱。
弾ける笑顔でオープニングから熱く盛り上げ、17期生の佐藤綺星は「7月から始まったツアーも、この公演でラストになります! 寂しい気持ちもありますが、この公演を成功させて、私たちも次のステップに進みたいと思います!」と力強く意気込む。
会場ごとに楽曲を変えてきたユニットパートでは、「エンドロール」「片思いの対角線」など、5曲をパフォーマンス。中盤には佐藤、八木愛月、山口結愛、伊藤百花ら7人が、キレのあるダンスブリッジで会場を沸かせていく。
躍動感あふれるパフォーマンスでファンを熱狂させる
夜公演では、ご当地名物に扮(ふん)した19期研究生がMCを行う、このツアーおなじみのコーナーも。神奈川公演にちなんで「鎌倉の大仏」に扮した伊藤、これまでのツアーで登場した川村結衣の「伊達政宗」、白鳥沙怜の「くいだおれ太郎」、奥本カイリの「ドアラ」、花田藍衣の「明太子」がステージに勢ぞろいし、ツアーファイナルらしい光景に会場も思わず笑いに包まれる。
終盤には「回遊魚のキャパシティ」「呼び捨てファンタジー」などのライブチューンで一気にラストスパート。躍動感あふれるパフォーマンスを見せ、最後は「次のSeason」で本編を締めくくった。
アンコールでは、佐藤が初センターを務める最新シングル「恋 詰んじゃった」を歌い上げ、会場のボルテージも最高潮に。そして、「少女たちよ」で会場を1つにし、全22曲を全力で駆け抜けた。
夜公演のWアンコールでは、ツアーを振り返る軌跡映像が流れ、「約束よ」を全員で熱唱。佐藤は目を潤ませながら「最終日まで走ってこられたのは、スタッフの皆さんや応援してくださるファンの皆さんのおかげだと思っています。このツアーを通して、成長した姿を皆さんにお見せできたかなと思います!」と感謝を伝える。
さらに、「まだまだ未熟な私たちですが、もっと上を目指して、もっと大きな会場でコンサートができるように精一杯頑張ります! もっとたくさんの方にAKB48を知ってほしいですし、今のAKB48は本当に最高だと思っています! 新しくAKB48劇場がリニューアルされますが、17期生、18期研究生、19期研究生がAKB48をもっと盛り上げて、新時代を作っていきます!」と覚悟を語り、初の全国ツアーを完走したメンバーは充実した表情を浮かべ、温かい拍手に包まれながらステージを後にした。