コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、翁丸ジョンさんが手がけた『女装をしたくない男の子の話』だ。
同作は、pixivなどで個人連載している『ちはるくんは女装をしたくない』の第1話と第2話にあたるエピソード。翁丸さんのX(旧Twitter)にポストされると、多くの読者から高く評価されたようで5.1万もの「いいね」が寄せられている。
そこで作者である翁丸さんに『女装をしたくない男の子の話』を創作したきっかけ、こだわったポイントについて話を伺った。
女装した男子と女の子の恋模様?
――かつて宗派が乱立された時代、多種多様な宗派が生まれては消えたものの、そのなかで今も残っているうちのひとつが「女装宗(にょそうしゅう)」。女装宗である男子は皆、「男らしい行動」と定めた女装をしながら日々修業に励むのだった。
女装を嫌がって逃げていたところを捕まえられた「ちはる」は、愚痴を言いながらも、10月なのに膝よりも上の丈であるスカート状の修行着に着替える。先に掃除をしていた「雪彦」のもとへ行くも、「もうほとんどおわったよ」と告げられ、すぐに朝食の時間を迎えた。
女装宗で修業する者が一堂に会し、食事を終えた頃、和尚様から招集がかけられる。そして、皆が集まると、和尚様は「今日は皆に折り入って頼みがある」と告げ、そのあとすぐに「こまりちゃ~ん 出ておいで~?」と甘い声を出した。恥ずかしながらやってきたのは、「こまり」という女の子で、女子に慣れていないちはるは、胸のドキドキが止まらなくなり…。
同作の可愛らしい見た目のちはるとこまりのやり取りに癒された読者は多く、「設定も面白いし、いやいや男の娘をやってるのも刺さる!」「とにかくみんな可愛すぎる」などの声が寄せられている。
自分の「好き」を詰め込んだ作品?
――そもそもの質問で恐縮ですが、pixivにて公開されている『ちはるくんは女装をしたくない』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
自分の「好き」を思いきり表現してみたい、という純粋な気持ちから始まりました。そして、その気持ちだけでどこまでやれるのかという自分への挑戦と、それにより、どれだけの方に見ていただけるのかを知りたくて筆を取りました。
――Xに投稿された『女装をしたくない男の子の話』を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
読んでいただいた方がキャラクターたちに愛着や親しみを持ってもらえることを目標としているので、キャラクターごとのちょっとした表情や口調、仕草の違いなどにも注目していただけたらうれしいです。
――『女装をしたくない男の子の話』の中で、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
お話の最後の部分、ちはるがこまりへの恋心を自覚するシーンが気に入っています。1話では、まだちはるはこまりに対して“気になる女の子”止まりでしたが、2話ではそれが“好きな女の子”になるという、物語はここから始まるよというシーンなので。そして、少し優しくしてもらっただけですぐ好きになってしまうちはるの惚れっぽいところも見どころです。
――『ちはるくんは女装をしたくない』の続編は、今後描かれるのでしょうか?
今後のお話のプロットはできていますので、これからも続きます。もしかしたらうれしいお知らせもできるかもしれませんのでお見逃しなく…!
――今後の展望や目標をお教えください。
自分の「好き」で始まったこの作品が、みなさまの「好き」になってもらえるように、これからも描き続けたいです!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
まずは漫画を読んでいただきありがとうございました!これからも女装をしたくない男の子・ちはるの恋や友情の巡る日常をぜひ温かく見守ってくださるとうれしいです。3話が10月5日にXとニコニコ漫画、pixivに同日公開されますので、そちらも是非読んでいただければと思います…!
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