オリコン1位獲得のWayV「みんなが健康で長く一緒にいられますように」<ライブレポート>
日本語で感謝と愛を表現
初めにカメラに抜かれたシャオジュンは、自分のマイクに加えて、靴ひもを結んでいるような様子だったヤンヤンのマイクも預かっていて、マイクを複数持っている状態。アンコールからハーフリムの眼鏡をかけていたこともあってか、大真面目な表情で正面から映し出された姿が記者会見のようだ、と手元にはヘンドリーとテンからもマイクが集まった。
テンはカメラマンのようにシャッターを切る動作を模しながらシャオジュンの周りを飛び回る。はじめはどうしたの?と戸惑っていたシャオジュンも「今回のアルバムは一生懸命準備したので…」と会見風にコメントを開始。丁寧に訳し始めた通訳さんに対して「どうでもいい話です」と焦るシャオジュンに「重要な話じゃないですか!」とクンからのツッコミが入った。
気を取り直して日本語でファンに感謝を伝えたシャオジュン。さらに「WayZenNiは今日もとってもかわいいですね。僕もかわいいけど」と歓声を誘った。そして日本のアルバムの6曲をたくさん聴いて覚えて、大きな声で応援してほしいとリクエスト。テンからも「宿題!」とファンへの期待が寄せられた。
ヤンヤンは「幼いころからよく東京に遊びに来ましたが、東京でコンサートができてとても光栄だし永遠に残る記憶になると思います」と話す。ゆっくりとファンへ感謝を伝えた後「僕たちはWayZenNiの後ろにいます。どんなに大変な時もいつもWayVが後ろにいるから一緒に頑張りましょう!」とエールも送った。「どうしてこんなに日本語が上手いの?」との誉め言葉に、「少し練習しました。個人でも日本語のレッスンを受けてみようと思います」と話したヤンヤン。「WayZenNiと上手く話したいし、それからアニメを字幕なしで見たいし」と笑いもとった。
そして一日中たくさんのお祝いを受けたヘンドリーは、「本当に感動しました。僕の誕生日プレゼントは皆さんです」と感謝の気持ちを話す。「ずっとかっこいいヘンドリーをお見せします」と語り、「誕生日にこうして皆さんと過ごすことができてスペシャルな記憶になりました。永遠に忘れない思い出です」と幸せな気持ちと感謝を繰り返した。
クンは「こうして日本でデビューもして、大きな愛をもらえて光栄です。もっといい姿をお見せします。WayZenNi愛してる!」と感謝と愛を表現。さらに、公演を支えるスタッフや、ヘンドリーの誕生日だから…とヘンドリーのお母さん、ひいてはメンバーのお母さんに対しての感謝も伝えた。
「今日は楽しかったですか?」と問いかけたテンは「最近寒いですから風邪に気をつけてください。後で帰る時気をつけてください」と、ファンを気遣う言葉を、通訳さんの力を借りながらも日本語で自ら紡いでいく。「家に帰ってテンちゃんに会いたかったら、今日は夢…」とコメントしたところで、胸キュンセリフの予感を察知したファンの歓声が起こると「ちょっと待ってください」と丁重に制止。「今日は夢見てください。今日は僕が夢に来ます」と終始日本語で続けた。最後には感謝の言葉も添えて挨拶した。
ひとりひとりのコメントの後、12月に予定されているファンミーティングのお知らせと最後まで愛嬌たっぷりだった記念写真撮影、自身のカメラを使ったクンによる客席撮影までを終えて、本当に最後の1曲が訪れる。明るい曲で、この曲でコンサートを終えるとさみしくならない!と「Bandage」を披露。ヘンドリーがクンにおんぶしてもらったり、シャオジュンがヤンヤンをお姫様だっこしたり、と最後まで仲の良さを見せたメンバーたち。センターステージギリギリの端まで客席に近づいていたテンをはじめ、ファンひとりひとりの歓声にもしっかり応えていった。
曲が終わると、メンバーの号令に合わせて会場全体から「ヘンドリー、Happy Birthday!」のお祝いの言葉が。そして最後は「以上、WayVでした!」の挨拶で、幸福感に溢れる公演を締めくくった。