「“ダメだった部分”が自分の支えになっています」
――ほこ美は「負けっぱなしはイヤ!」と一念発起してボクシングを始めますが、奈緒さんご自身が「このままじゃ終われない」と思った経験はありますか?
お芝居をしている中で、いまだに“難しいな”と思ったりすることが多いんです。お芝居を始めたときからそうなのですが、分からないことばかりで。
自分の胸に手を当てて考えてみると、だからこそ続けられているなとも感じますし、分からないから、できなかったから、負けっぱなしはいやだから「もう1回!」とチャレンジしてきて、今があるんじゃないかなと思います。
うまいくいかなかったところが次の自分につながっているなと思うので、“ダメだった部分”が自分の支えになっています。
――最後に、第1話の見どころと読者へのメッセージをお願いします。
第1話でほこ美ちゃんはどん底からスタートするのですが、目の前にある壁をどうやって乗り越えていくのか…。そしてそのとき、周りにどういう人たちがいるのか、どういう支えがあるのかというところが、これからこの作品の見どころになります。
謎の男・海里の“謎”の部分にも注目していただきたいですし、登場人物たちの個性も第1話から爆発していて、にぎやかな初回となっていますので、楽しんでいただけたらうれしいです!