2022年に日本で初公開されて以来、空前の大ヒットを記録している、S.S.ラージャマウリ監督の「RRR」(2022年)。世界的にも人気を博し、第95回アカデミー賞では劇中歌の「Naatu Naatu(ナートゥ・ナートゥ)」が歌曲賞を受賞するという快挙を成し遂げた。2017年に日本初上陸し、やはり大ブームを巻き起こした「バーフバリ 伝説誕生」(2015年)から始まる「バーフバリ」シリーズも、S.S.ラージャマウリ監督が手掛けた映画だ。この度、「RRR」がムービープラスにてCS初放送されることを記念し、「RRR」と「バーフバリ」シリーズのキャストや監督に関連したインド作品を、10月19日(土)~20日(日)に一挙放送。本記事では、そんな両作を中心に、作品やキャストの魅力を大特集する。
空前絶後の大ヒット作「RRR」(10/19(土)20:56~ほか)
「バーフバリ」シリーズのS.S.ラージャマウリ監督が新たに送り出した、空前絶後の大ヒットインド映画「RRR」。「面白いから観て!」と勧められ、どれだけハードルを上げられても、それを上回る満足感を味わえ、10回、20回と映画館に通うリピーターが続出。劇中のセリフ「ナートゥをご存じか?」が独り歩きするほど有名になるくらい、名曲「Naatu Naatu(ナートゥ・ナートゥ)」の歌とダンスは観客を魅了した。先の読めない胸熱の友情ストーリーと超絶アクションは、類を見ないほど魅力的だ。
1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた家族同然の少女を救うため立ち上がったビーム(NTR Jr.)は、大義のため英国政府の警察となったラーマ(ラーム・チャラン)と、運命に導かれて出会い、唯一無二の親友となる。それぞれ胸に熱い想いを秘めた2人の男たちは、ある事件をきっかけに究極の選択を迫られることに。彼らが選ぶのは、友情か? はたまた使命か……?
NTR Jr.とラーム・チャランによるビームとラーマの熱演ぶりが凄まじく、観終わる頃には2人の大ファンになっていること請け合いだ。
冒頭からクライマックスのような激しい展開!「バーフバリ 伝説誕生」(10/19(土)15:15~ほか)
インド映画史上最高興収を記録した、S.S.ラージャマウリ監督によるスペクタクル・アクション映画「バーフバリ 伝説誕生」。古代インドの神話的叙事詩「マハーバーラタ」をベースに、祖父・父・息子の三代に渡る愛と復讐を描く。全編、とにかくテンションが高く、熱く、激しい内容に圧倒され、ジッとして観ていられなくなる。日本での上映は、最初は小規模だったが、口コミで人気が広がり、リバイバル上映が繰り返し行われ、ロングランとなった。
赤ん坊の頃、滝で村人に拾われ、育てられたシヴドゥ(プラバース)は、運命に導かれるように滝の上の世界に辿りつき、女戦士アヴァンティカ(タマンナー)と出会う。彼女らと共に、暴君バラーラデーヴァ(ラーナー・ダッグバーティ)が統治する王国を救う戦いに身を投じるシヴドゥは、自分がその国の王子バーフバリであることを知る。
冒頭の滝の激流シーンからクライマックスのような壮絶な展開が続く中、プラバースの快演に釘付けになり、本作からインド映画ファンになった人が続出した。
観ると気分爽快に!「バーフバリ 王の凱旋」(10/19(土)18:15~ほか)
インド映画の歴史を塗り替えたスペクタクル・アクションの続編「バーフバリ 王の凱旋」(2017年)。“マサラ上映”と呼ばれる応援上映が、本作で最高潮となるくらい盛り上がったことでも話題を呼んだ。プラバースによるバーフバリは、“宇宙最強戦士”と呼びたくなるほど強く、体格・身体能力・知力の全てにおいてずば抜けていて、最高にカッコいいヒーローだ。
自らが伝説の英雄バーフバリの息子だと知ったシヴドゥは、父の家臣カッタッパ(サティヤラージ)から、裏切りによって王座を追われ命を絶たれた父の悲劇を聞かされる。自らの宿命を知ったシヴドゥは、マヘンドラ・バーフバリを名乗り、王国の平和を取り戻すべく、暴君バラーラデーヴァに戦いを挑む。
本作は、何もかもが巨大で痛快だ。観ると気分爽快になる、インド映画の魅力全てが詰まった傑作だ。
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発売日: 2021/04/30