「私会社では、無能の鷹野って呼ばれてるんですよ」
公式ホームページなどで見ることができる予告動画は、颯爽と歩くリクルートスーツに身を包んだ鷹野と、「彼女を初めて見た瞬間、デキる人だと思った」とオーラに見惚れる鶸田ら就活生の姿からスタート。「こういうかっこいい人と仕事がしたいなあ…」と鶸田のモノローグが続く。
就活会場で「お互い頑張りましょうね」と資料を拾って渡し笑顔を見せる鷹野に、「はい…」と言葉を絞り出す鶸田。「ただ彼女は…」という言葉に続き、現在へ。鷹野から鶸田に「資料の漢字が読めない。燃費って、もえぴ?」という連絡が届く。画面を見ながら「も、え、ぴ?」と戸惑う鶸田。
場面はオフィスに変わり、有能オーラを放ちながらコーヒーを飲み「鳩山さん、ちょうど完了しました」と資料を手渡す。「おぉ〜! 上手いじゃないか、ホチキス止めるのぉ」と異常に褒める指導係・鳩山だが、その資料さえもズレまくっており、鶸田は首を傾げ、鵜飼は「入社して3カ月、まだホチキスしか留めてませんよ…?」と鳩山へ小声でツッコむ。
そして「初対面で圧倒的なオーラを放っていた彼女は、気がついたら社内ニートになっていた」という言葉とともに、全画面で猫の映像を見ながら笑う鷹野の姿が。続けて「優しくするだけじゃ人は育たない…」と話す鳩山、「俺は絶対にハシゴを外されたくない、ただそれだけだ」と言う雉谷、「社内のことで私に知らないことはない」と言い切る鵜飼、「俺が老害!? そんなはずない」と呟く朱雀と、個性豊かな社内メンバーが映し出される。
一方、会社に戻ると“シネ”と大きくプリントされた紙が散らばっており、思わずビビる雉谷。「シネシネシネシネ…ってお前、不吉すぎるだろ!」と鷹野を叱責する朱雀だが、「私はただ、ボタンを押しただけなんですけどね」と響いていない様子。そして、営業先で「鶸田くん気づいてた? あの人、鼻毛出てた」と真面目なトーンで話す鷹野に「帰ろう?」と冷静に返す鶸田。
また、「このカメムシみたいなメカを操作して、カチカチ。これが“開く”という行為だ」とパソコン操作の基本中の基本を教える鳩山の姿も。鷹野の無能っぷりに「おい、何なんだ鷹野は? ずっとペン回ししてるぞ?」と戦犯ながらキレる朱雀。そんな中、鷹野は「難しいことを考えると、頭が痛くなるんです」と言い切り、「何が分からないのかが、分からない」とすがすがしいくらいの笑顔で肩をすくめる。
「部長に怒られてたじゃん?」と言う鶸田に「いつ私が怒られてたの?」と返したり、「営業に必要なのはBGMでしょうね」と真剣に言い放ったりと、鷹野の言動に思わず脱力してしまう。そして「鷹野はどうしてこの会社を選んだの?」と質問した鶸田は、「子供の頃からの夢だったの。受付で社員証をピッてするの」という薄っぺらい回答に「え、終わり!?」と驚く。
最後には、「皆さんに気持ち良く働いてもらうには、私のような存在が必要なんです」「私会社では、無能の鷹野って呼ばれてるんですよ」と、物語の展開に視聴者をワクワクさせる鷹野のせりふで締めくくられている。
予告動画には「早く見たい!」「再現度が高すぎ」「めっちゃ楽しみ」「菜々緒がぴったりすぎる」といった声が寄せられている。