コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『こういうギャップカップルがめちゃくちゃ好きっていうだけの話』を紹介する。作者の紫良河みあびさんが、7月23日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、5000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、紫良河みあびさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
オンラインゲームのイベントで待ち合わせた相手は思わぬ姿で
男性は、趣味のオンラインゲームで仲良くなった“プリティウーマン”に誘われ、イベント会場へやってきた。男性の見た目は眼鏡に黒髪、チェックシャツを着た地味な印象。
そんな彼は、待ち合わせ場所に指定した場所にいる超絶美少女を見つけると「超絶美少女がいた!!」と驚きを隠せない。
「まさかプリティウーマンさん?」「いやでもそういう名前って大抵男じゃん?だから…」と男性は、頭をフル回転して考えている。
すると、超絶美少女が「暗黒大魔王さん…ですか?」と声をかけてきた。“暗黒大魔王”は男性のニックネーム。
超絶美少女に声をかけられて“暗黒大魔王”がドギマギしていると、“プリティウーマン”は「想像通りの人がいるなと思ったんです!あっはじめまして、プリティウーマンです!」と微笑んだ。
母親以外の異性と接するのが久しぶりすぎる“暗黒大魔王”は「まともに会話できる気がしね〜〜〜〜〜〜」と緊張しながらイベント会場へ向かい…。
この漫画を読んだ人たちからは、「好き」「なんだこの尊い漫画は…」「てっ…てぇてぇ…!!!!」「ニヤケすぎて口角どっか飛んでった」など、多くのコメントが寄せられている。
素の自分と見せたい自分のギャップが尊過ぎる2人
――『こういうギャップカップルがめちゃくちゃ好きっていうだけの話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
元々「ギャップ」というものが個人的にめちゃくちゃ好きで、それを極端に表現してみたらどうなるのかなと思って書いてみた結果、生まれたのがこの作品です。
――あいりの「あなた『が』いいんです」というセリフが素敵で非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
そうですね…2人とも結果的に見れば同種の人間っぽいんですが、一条愛里と千石雪弥の性格は実は真逆で、一条は好きなものは好き、自分に正直で真っ直ぐな性格に対して、千石は結構後ろ向きというか、マイナス思考が強いのでそういう内面はこだわって書いてます。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
やっぱり、1話の2人が正体を(読者さんに)見せるところです!ここが描きたくて描いたので、気に入っています。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
ボーッとしているときに出てきたものを書いてる感じです。
――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
表情は意識してます。表情には性格が出ると思ってますので、そういう所はちゃんと描こうと思ってますね!
――今後の展望や目標をお教えください。
とりあえず、2人の物語を自分に書ける範囲で書いていきたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつもありがとうございます!不定期ですが、今後とも自分のペースで進めていきますので、一条愛里と千石雪弥の行く末を見守っていただけますと幸いです!