今年5月16日、自身の誕生日にアーティスト活動の始動を発表すると同時に、初のオリジナル曲「解放」を配信した声優・青山なぎさ。そんな彼女がすべての楽曲で作詞を手がけ、楽曲やミュージックビデオ、衣装などでセルフプロデュース力を発揮した1stアルバム『解放』が、10月16日にリリースされた。
子供の頃からクラシックバレエを学びながらも尾崎豊やONE OK ROCKのほか、OASISやGREEN DAYなどの洋楽も好きと公言し、ミュージカル鑑賞やクラシック音楽を聴くことも欠かせないという、さまざまなジャンルの音楽から影響を受けた等身大の彼女の魅力が、このアルバムの中にはぎっしりと詰め込まれている。インタビューではアーティスト活動を始めるきっかけからアルバム制作の過程、『解放』というタイトルに込めた思いなどをじっくり語ってもらった。
最初から「ライブをやる前提で」とアルバムをつくる方向に傾いたんです
──アーティスト活動のお話はいつ頃、どういう形で決まったんですか?
2023年のバースデーイベントをBillboard Live(OSAKA・YOKOHAMA)で開催させていただいたとき、生バンドでカバーライブをさせていただいたんですが、原曲のイメージを大切にしつつも自分なりの歌い方を取り入れることが楽しくて、「自分のオリジナル曲だったらもっと好きな感じで歌えるし、音楽を通して自分を表現するのもいいかも」と思うようになりました。所属事務所の社長さんからも「アーティスト活動をやってみたらどう?」と助言をいただいて、「やりたい」から「やる」に気持ちが切り替わり、(2023年)11月から本格的にアルバム制作の話が進んでいきました。
──いきなりアルバムっていうのも、かなり気合いが感じられますよね。
本当はシングルでもよかったのかもしれないですけど、シングルってだいたい(収録される曲数が)2、3曲じゃないですか。そういう形で作品をお届けし続けていたら、「ライブをするまでに何年かかるんだろう?」と気になってしまって。私はなるべく早く皆さんの前で音楽を届けたいという思いがあったので、だったら最初から「ライブをやる前提で」とアルバムをつくる方向に傾いたんです。その流れで、まずジャズテイストの「解放」をリード曲として今年の誕生日に発表させていただいて、続けて声色も曲調もまったく系統の違う応援ソング「キミと」をリリースすることで、聴いてくれた人に「次はどんな曲が来るんだろう?」とワクワクしてもらいたいと思いました。
ライブ・ビューイング・ジャパン
発売日: 2024/10/16